炎上させようぜ。探偵が暴いた町田総合高校「体罰動画」の真相

 

都立町田総合高校生徒らの証言から

都立町田総合高校は成績で言えば「中の下」程度で、女子が多い高校だとされている。

問題となった「ピアス」について、後に信岡校長が問題視しないというような発言をしているが、女子生徒の化粧や髪型、服装についても厳しめに校則で指導しているということから、ピアスは校則違反であった。

一部生徒によれば、ピアス穴自体は「本当はダメなんだけど、うるさく言われることはなかった」とのことで、ピアス穴自体は黙認するが、ピアスをつけていると確実に指導が入るということだろう。

暴言を吐いて殴られて男子生徒Iは、この日ピアスをつけて敢えて生活指導担当であった教員の目に止まるようにした。咎められても動画の暴言と同様に騒ぎ立てたため、生活指導担当であった教員(殴った教員)は廊下に連れ出した

そして、動画の通りの暴言を吐きまくり、教員に鉄拳制裁を受けることになった。

―計画されていたのか?

計画自体、他の生徒らは知らないということであったが、今となっては計画されていたと思うという生徒は多い

理由は簡単で、撮影していた生徒Mは廊下に連れ出されることを見越して、先に廊下に出ており柱の部分に隠れてスマホを構えて待っていた。

これは、たまたま通りかかって面白そうだから撮影したという意味ではなく、反発するIと生活指導担当教員の揉める姿を収められるということを予め知っていたからの行動であったのだ。

ただ、まさか殴るところまで行くとは思ってもみなかったのだろう。

過激なYouTuberと同様で、「揉める様子が面白い」的な程度の計画であったのだろう。

―その後(生徒以降)

生徒らが止めに入り、他の教員を呼んだで止まったということであったが、殴られた生徒の保護者への説明や校長や殴った本人の謝罪などで職員室はてんやわんやであったそうだ。

当初は校則違反の指導に異常な反発をして、激昂した担当教員が手を上げてしまったということから、この問題を有耶無耶に終わらせて、簡素な訓告程度の処分で終わらせようと考えていたようだが、殴った動画を生徒が持っているということで、殴った教員を処分するという方向で話がまとまったということであった。

殴られた生徒I側は、教員の即時懲戒解雇を求めていたそうだが、そうはなかなかならないことに苛立ち、撮影者の男子生徒MがTwitterで拡散した(M本人は否定しているが)。

拡散が進み、報道機関の知るところとなって、テレビを始め各メディアが動画を流したことで、大問題化して現在となる。

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