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日本の再生

量的緩和で日銀は、自由に金利をコントロールできる手段と株価の下落防止手段を手に入れたので、不景気になっても大丈夫と言うかもしれない。しかし、通貨変動のコントロールは難しい。その上、日銀が景気悪化で金利を下げようとして、国債の買取を増やすと、マイナス金利になり、銀行の収益を阻害して金融の流動性を失うことになる。もう1つが、株価を買い支えても、輸出が減ると経常収支が赤字になり、円安でスタグフレーションになる。その上に、株式市場機能が低下して、売買がなくなる。

よって、日本は、世界的な景気後退で一度経済的な苦境に陥ることは、今の時点で確実である。円安になってハイインフレとなり、マネー価値(円の価値)を落とすことになる。

もう1つの問題が日米交渉で、米国が自動車輸入での数量制限を検討していることである。日米通商交渉は、中国の後になるが、日本に対しても味方に強く出る性格がある米トランプ大統領は、気兼ねなく強く出てくる。このため、一度日本はどん底に落とされる

その上、一番の問題が人口減少が大きくなることで、この先数年後には、年間100万人の減少になり、1人当たり年間消費額を50万円としても、5,000億円のGDPの減少になり、1人100万円とすると、1兆円減にもなる。大きなGDPの減少が、今後長期に続くことになる。毎年GDPが1兆円以上も減っていく衰退国家になる。

旅行で、中山間部の道の駅を訪れるが、村に人がいない。いるのは道の駅しかなく、店も道の駅にしかない。村の活性化のために道の駅を作ったような感じである。村人の収入源も道の駅しかないのではないかを思うくらいだ。この状況が徐々に小都市にも来ている。地方都市も経済的な自立が難しくなってきているようだ。

どん底から這い上がるにも、日本は人口減少もあり、経済大国には二度となれない。日本の再生では、日本をどのような国家にするのか、もう一度考えておくことが必要だ。日本の戦後の米国文化でもあるお金中心の社会は終わり、新しい日本を作るしかない

日本国民は貧富の差がなく皆が平等でつつましくても楽しく生活できる国家を目指すべきであろうと見る。皆が皆のために活動して、誰も不幸な人がいない社会にすることであろう。あくまでも理想であるが。

人口減少を考えると、日本の将来を作る方法は、3つしかないと思う。1つには、観光立国化であり、中山間部の農村までインバウンドを広げることであり、観光と農業の兼業農家を育成することと国や自治体が新しい魅力を発見して、発信していくことである。

アジアからの観光客が、白川郷で家を見ないで、外で雪遊びに興じている姿を見ると、冬、豪雪地帯にアジアの人を招くと何をするのか面白いし、鎌倉作りの経験など、まだ、日本人が感じていない魅力があるような気がしてくる。

2つには、優秀なエンジニアの国にすることである。日本人の特徴は、コツコツと技術を積み重ねていくことに意義を感じる性格である。それとその技術を習得したいというアジア系外国人が多く、京都の伝統工芸の大学に入る半分が外国人と言うことである。伝統文化の共通性がそうさせているように感じる。

IT技術者だけではなく、いろいろなエンジニアを日本に集めていくことである。そのためには、大学教育の学費を安くして欧米の教育と同レベル以上と英語での教育が必要であるが、米国の学費ローン地獄から逃れるために、円安になっている日本に来る欧米系学生も多いはず。

それと、少なくとも、大都市では英語で物事が済む環境を作る必要もある。アジア系でも英語ができる人が多いし、日本企業も日本市場の大幅縮小から海外展開が必要であり、英語能力が重要になる。

欧米のインフレで、生活費が高騰している。日本はデフレ地味であり、生活費が安く済むので、非常に住みやすいようだ。

技術教育を受けた外人、日本人が日本企業に入り、国内・海外で活躍してほしいものである。

3つには、コツコツと技術を積み重ねていく性格で有望なのが農業である。人口減少になり土地が空き、若者が農業を行うスペースができる。農業もその土地に合った物を作り、その技術的な進歩で、おいしいものができると、高値で輸出ができるようになる

そして、最後に日本国民が平等でつつましくも楽しい生活を送るためには、論語が必要であると思う。人間の関係を規定して、礼儀をわきまえる基本が必要である。お金中心の価値観から人間関係中心の価値観に代える必要がある。それを体系的に整理したのが論語であり、この論語を学校教育に取り入れることが必要と思う。

日本の伝統文化の背景は論語があるので、戦後のお金中心の米国文化から、再度、江戸時代の価値観に戻る必要がある。

さあ、どうなりますか?

image by: Sagase48 / Shutterstock.com

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