腰を抜かした金正恩。決裂の米朝会談でトランプは何と言ったのか

2019.03.01
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kp20190228
 

ベトナム・ハノイで27、28日と2日間に渡って行われ、北朝鮮の「非核化」について今度こそ合意に至るか否か注目が集まっていた第二回目の米朝首脳会談。しかし、いざフタを開けてみれば「合意せず」という中途半端な結果に終わりました。韓国在住歴30年の日本人著者が発行する無料メルマガ『キムチパワー』は、韓国に住む日本人という視点で今回の米朝会談について率直な感想を綴っています。

決裂の第二回「米朝首脳会談」で、トランプは何を北に要求したのか?

2月27日、28日の両日開かれた米朝首脳会談(第二次)が、意点を見出せず決裂した。

結論的な部分だけ書けば、トランプ北の核施設の全てをリストアップして教えろといい、金正恩ヨンビョンの核施設だけを提出するだけでも経済制裁を全面的に解除してくれと要求した。

段階的にちょこちょこと出し合う形式ではなく、それこそビッグディール(莫大な取引)を双方が各自の視点から望、それが(予想通り)全面衝突して決裂したという格好だ。だったら、いままでの2、3か月間、双方の高級幹部たちが水面下でやってきたミーティングは何の意味があったのかといいたいところだ。

いったい何を議論してこの日を迎えたのかと。結果だけからみると、高級幹部らがやったことは何もないように見える。

次の会談の約束はしていないとトランプは言った。こういう形で決裂するとはちょっと想像をはるかに超えるダメージだ。トランプはいつも、「彼(金正恩)はいいやつですばらしい指導者だ」という。今回も、決裂後の記者会見で同じような表現をしている。これはリップサービスレベルでとらえるしかないのかもしれない。

今回の会談は決裂したけれど、しかし筆者としては、意味はあったと思える部分もある。当たりさわりのないレベルでお互いの腹のうちをうかがっていた2018年のシンガポール会談よりは、具体的に双方が「どういうことを望んでいるか」がはっきりと分かったからだ。

米としては、それこそ「CVID」つまり「完全(Complete)かつ検証可能(Verifiable)で不可逆的(Irreversible)な非核化(Denuclearization)」を望んでいるのであり、これ以上でも以下でもないということ。

北朝鮮としてはヨンビョンの核施設の全てを申告するくらいのレベルで全面的な制裁の緩和を頼むということ。

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