腰を抜かした金正恩。決裂の米朝会談でトランプは何と言ったのか

2019.03.01
 

お先真っ暗となった金正恩。今後のやり方としては、

  1. 本当のリストアップをして、制裁を解いてもらう。
  2. 嘘のリスト(これで全部だといいながら隠し持つスタイル)提出して第三次の会談を行なう。
  3. 段階的にやっていこうと提案し、それを米が認めるように交渉してゆく。
  4. 金正日スタイルで、かたくなに核開発をさらに推し進め、米などに脅威を与える

1番はほぼ不可能な予測だ。これをやったら北は丸腰となってしまい、いつでも米の攻撃にさらされるし、体制の崩壊も時間の問題となる。2番はかなり可能性のある方向かもしれない。3番もかなり有力だと筆者には思える。しかし「段階的に」という複雑・煩雑なディールをトランプがうけいれるどうか。4番は、これもほぼ可能性ゼロだと思う。きょうのトランプの記者会見でも、「金正恩は核開発やロケット飛ばしはもうやらないと言った」と強調している。4番の線はないと思う。

筆者の頭では今はこの4点くらいしかわからないけれど、ほかの方向性があるかもしれない。どちらにしても、今後の米朝交渉はかなりの泥沼となることは避けられない。

でもそうなると一番困るのは北朝鮮だ、今も死活問題なのだから。「経済制裁」によってこれまでも多くの国が倒れてきたのだ。どこまでがんばるのか、北。

国民のことを心から愛している金正恩のことだ、このままズルズルいくとは思えないのだが。まったく好きではないけれど、金正恩のことが心配になってきた。

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韓国暮らし4分1世紀オーバー。そんな筆者のエッセイ+韓国語講座。折々のエッセイに加えて、韓国語の勉強もやってます。韓国語の勉強のほうは、面白い漢字語とか独特な韓国語などをモチーフにやさしく解説しております。発酵食品「キムチ」にあやかりキムチパワーと名づけました。熟成した文章をお届けしたいと考えております。

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【著者】 キムチパワー 【発行周期】 ほぼ 月刊

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