カシオが解決すべき2つの課題
腕時計事業は売上高が大きいだけでなく営業利益率が2割と高く利益の面においても貢献が大きい。カシオの業績を大きく左右する屋台骨となる事業だ。業績を上向かせるためにもGショックを強化するだけでなく、Gショック以外のヒット時計を生み出すことも求められている。
また、ブランドイメージを高めることも必要だ。カシオはGショックや他ブランドの高級モデルへのシフトを進めることで単価を引き上げて収益性を高めようとしている。しかし、ブランドイメージを高めきれていないことがそれを阻んでいる。「チープカシオ」のブームなどでカシオは「安物時計メーカー」のイメージが強まってしまい、ブランドイメージは以前と比べて低下している感がある。それにより単価を引き上げて収益性を高めることが困難になっているのではないか。
カシオは新たなヒット商品を生み出すことに加え、ブランドイメージを高めることが必要だろう。変革が求められている。
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