働きがいのある米企業ランク発表。ヒルトンが1位になった理由

 

ちなみに昨年1位だったが今年は2位になってしまったセールスフォース(Salesforce)も従業員の働く環境をよくすることに力を入れており、職場の半分以上がマインドフルネス・ゾーン(瞑想など自分らしさを取り戻せるエリア)になっているとのこと。

ご参考:Salesforce なお、アメリカの2019年働きがいのある会社ランキングのトップ10は以下のとおり。

  1. ヒルトン
  2. セールスフォース
  3. ウェグマンズ・フードマーケット
  4. ワークデイ
  5. キンプトン・ホテルズ&レストラン
  6. シスコ
  7. エドワード・ジョーンズ
  8. アルティメイト・ソフトウェア
  9. テキサス・ヘルス・リソース
  10. ボストン・コンサルティング・グループ

3位にランクインしたウェグマンズは、食品スーパーマーケットでベストスーパーマーケットに選ばれるほど人気のお店だが、従業員を大切にすることでも知られている。

例えば、新規店舗をオープンする際、急に数多くの店を開けないという。なぜなら、新規店舗で働く従業員は、通常は、オープンするエリアである程度の人数を新しく雇うのが一般的だが、ウェグマンズは店のクオリティを維持するため、そのほとんどを既存の従業員(つまり他店舗)を集めてオープンする。

しかしそうなると、従業員は住居を移転しないといけなくなる。移転しても良いという従業員が十分に揃わない限り、新規店舗を開けないのだそうだ。店の人気はあるが急速な店舗展開をしない理由になっているのである。とにかく従業員ファーストな企業で、3位に堂々ランクインしている。

そんなウェグマンズが、大型店舗をニューヨークのブルックリンのネイビーヤードに今秋オープン予定とのことで、それはそれで非常に楽しみである。視察先としてもホールフーズ並みに面白い店なのでオススメだ。

ご参考:Wegmans Hiring for Brooklyn Debut

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