中国に10年在住の日本人が感じた、日本の将来に対する不安と不満

 

北野から

Yさま、ありがとうございます。現地からの情報は、いつも貴重です。

総理について。私は、安倍信者ではありません。消費税増税、3K外国人労働者の大量受け入れなどに、大昔から反対しています。

しかし、安倍総理の外交は支持しています。それで、総理には、2025年まで続けていただきたいと考えています。その頃になると米中覇権戦争の帰結も見え新たな世界秩序をどうするかという話がでてくるでしょう。

日本は前回、敗戦国になってしまいました。今回は、「中国の同盟国になる」など、よほどバカなことをしなければ、「戦勝国」になれます。その時、日本は、本当の意味で「自虐史観」から脱却できるでしょう。そうはいっても、「安倍総理が後6年」、実際には難しいかもしれません

次の総理誰がいいのか私にはわかりません。次の総理に、私が推薦する第1の条件は、『中国に勝つ日本の大戦略』を理解し、賛同してくれる政治家さんであることです。そうでないと、日本は「反日統一共同戦線戦略」にやられ、「また敗戦」になってしまいます。

私が推薦する第2の条件は、『日本の生き筋 家族大切主義が日本を救う』に沿って、日本の改革を推進してくれる政治家さんであることです。

日本で1950年~1990年まで肯定的役割を果たした「会社教」。いまでは、「終身雇用」「年功序列」という、教えの根本を放棄し、「いつでも首にします!」「給料上げません!」の「ブラック企業教」に転じてしまいました。そのせいでありとあらゆる弊害がでています。私は、「家族大切主義」に沿って、 

  • 真の働き方改革
  • 人も会社も東京圏から地方に引っ越したくてたまらなくなる政策
  • 全子供が、栄養たっぷりの食事を食べられる仕組み
  • 農村がリッチになる仕組み
  • 結婚したら、子供が3人欲しくてたまらなくなる制度

などを推進してくれる政治家さんなら、次の総理に推薦したいです。

「冬来るだ、ジョン・スノウ」

世界も日本も危機が迫っています。それは、米中覇権争奪戦の結果として起こるのです。しかし、その後は、「いい時代」が待っています。いえ、「いい時代を私たちがつくることになっています

image by: 首相官邸

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【著者】 北野幸伯 【発行周期】 不定期

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