宝塚音楽学校出身者のおしゃべりでも、先輩・後輩の異常な上下関係が披瀝されることがよくあります。
- 絶対的なヒエラルキーがあって、後輩は先輩に口答えをしてはいけない
- 本科生が乗っているかもしれない電車が来たらお辞儀をしなければならない。お辞儀をしなかったりすると、後で呼び出されて怒られる
- 本科生が予科生を厳しく指導する。その指導には絶対服従しなければいけない
- 寮生活で予科生の部屋は本科生の部屋の上にあるので、音を立てないように常にすり足で歩かなければならない
- 予科生は本科生の邪魔にならないように廊下の隅を歩く。廊下を曲がるときは直角に曲がらなければならない
こういった話が次から次へと繰り出され、スタジオは大いに盛り上がります。
中には、「すばらしい伝統ですね」などという共演者もいます。でも、こういった話は中高生に悪影響があります。
こういった話は本当なのでしょうか?昔の話ではなく、今もそうなのでしょうか?もし今もそうなら大問題です。
中高生に悪影響という以前に、そもそも宝塚音楽学校に在籍している生徒たちの人権問題です。パワハラ、モラハラ、いじめであり、人権無視も甚だしいと言わざるを得ません。こういった馬鹿げた「伝統?」によって苦しむ生徒も多いでしょうし、それによって夢を摘まれる生徒もいるでしょう。
宝塚の経営者や校長はそれを知っているのでしょうか?改善への指導をしているのでしょうか?それとも、知っていて放置しているのでしょうか?もし今もそういった事実があって、それを放置しているのなら大問題です。
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