結婚は、それぞれ別の人生を送ってきた2人が一緒に暮らすのですから、お互いの生活文化・習慣は違って当然です。ただ、その違いに違和感を抱くことがあるならば、放置せず話し合ってみるべきなのかもしれません。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、日常的にある「夫婦喧嘩のタネ」が芽吹く前に取り除くため話し合うことの重要性を説いています。
タネが芽吹く前に
さて、本日は意外なタネのお話。
結婚生活で大問題になること。よく言われるのが、価値観の相違ってヤツですよね。この価値観の相違って、よくよく聞いてみると、だいたいは
- 金銭感覚
- 衛生観念
のふたつのことみたいなんです。解る気がしますよね。金銭感覚って、どんなモノにどれだけのおカネをかけるのかですから、何に価値を置いているのかが如実に表れます。また、衛生観念っていうのは根深…いや、奥深い。ほとんと自分では気がつかないことで当たり前だと思い込んでいるので、他者に指摘されるまで問題だと思えないんですよね。
ところがね。夫婦喧嘩の原因になるのは、このふたつではないらしいんです(*゚Д゚) というか、コレで喧嘩すると、深刻すぎて離婚に至る可能性が高いのかもしれません。なので、別段危険性が低いわけじゃないんでしょう。
日常の夫婦喧嘩のタネの大半は、価値観の相違などではなく
- ごく些細な生活習慣・生活文化の相違
なんです。ごく些細な生活習慣・生活文化…たとえば
- 食事のときにテレビを見ながら食べるのか
- バスタオルは一回使ったら洗濯するのか数回使ってからか
- 使った食器はすぐ洗うのかしばらくつけおいたあとか
- 子供のおやつは何時までOKか
- 兄弟とイッショに外食する頻度はどのくらいか
- 傘は拭くのか干すのか
…こういうたぐいです。みなさんのご家庭でも、こういうトコが食い違っていてビックリした経験があるんじゃないでしょうか。
我が家でももちろんありました( ̄∇ ̄) いや、これからも出て来るのかもしれないけど、一応過去形で書いておきます。
でね。こういう、小さな違いで感じる違和感を放置しておくと、何かのときにその人の心の中で相手との不和を強化する方向に働くんだと思うんですよ。
- いっつもいっっつも何度言っても、スリッパを履いてくれない!
- …だから、おカネの使い方も違うんだよね!!
みたいに( ̄∇ ̄;) いや、冷静に考えてみれば、
- なああぁっっんの関連もナイ!ぜんっっっぜんナイ!
ことくらい、すぐに分かるんですよ。でも、ほら、こういうときにはアタマに大半の血が集まっちゃってて、アっつくなっちゃっているからさ。
だとすると、この些細な相違は実は看過できない花を咲かせてしまうタネだといえるんじゃないでしょうか。この相違に気がついたら、
- 自分のやり方を当たり前だと思わず、自覚して話し合う
- 相手のやり方が非常識だと思わず、寛容に受け止める
のふたつが大切ですね。
そして、そのご家庭なりのやり方を模索するわけですが、基本的には
- 現実に行動している方に合わせること
です。えーと、たとえばですねえ。食器を洗うタイミングの問題なら、
- 食器を洗っている方の文化に合わせる
ということです。ここで実際に食器を洗っていない方が「すぐに洗って欲しい」と言い出すと、ハナシがややこしくなるんですよ。
そりゃそーよね。言われた方にすれば
- なら、やって!(`皿´)=3
ってことになりますからね。