すでに様々な分野で成果を上げはじめているAI。2045年には人の脳を越えるとの予想もあり、従来我々が回してきた仕事がAIに奪われるとさえ言われるようになってきました。今回の無料メルマガ『飲食店経営塾』では飲食店コンサルタントとして活躍中の著者中西敏弘さんが、AIにはない「感情」「こころ」を武器とした、人間ならではの経営の方手法を訴えています。
「感情」「こころ」を動かせる会社になろう!
人材不足が大きな問題となっている昨今の飲食業界。今年もその傾向はますます強くなるでしょう。その解決策の一つとして、AI化をすすめることでこの問題に対処しようとする大手チェーン店が増えてきました。
僕がご支援させていただく飲食企業は、「人を活かす」を会社の大きな戦略の柱としています。この戦略を進めるには、いかに「人が集まる会社」になれるかが肝になってきます。
そこで私は「人を活かしたい会社」ほど、「AI化の逆張り化」が重要になってくると思います。
AIを活用したシステム、機械化が進めば、業務効率は大いに進むだろうし、人不足を解消するかもしれない。しかし、AIには、「感情」「こころ」がありません。ここに、「人が集まる会社」にするためのヒントがあるのではないかと思います。
企業としていかにお客様、働く人の「感情」「こころ」を動かすことができるかが、「人が集まる会社」とそうでない会社の大きな分かれ目になるはず。
そのためにも、最も重要なことはトップの「ことば」。
それもウワベではない、本当に会社を良くしたい、スタッフを成長させたいという「本気の思い」をいかに、発信できるかがポイントです。これは、経営者だけでなく、店のトップである店長にもこのスキルは求められるでしょう。そして、このスキルの差が人が集まる会社になれるかなれないか、また、お客様が集まる店とそうでない店との差になるのではないでしょうか?
もちろん、働く人の「感情」「こころ」を動かす仕組みつくりもとても重要になってくるでしょう。
私自身も皆さまの「感情」「こころ」を動かせるようなご支援ができるよう精一杯精進したいと思います。
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