米国で売上好調な日本のマンガ。世界で読まれるために必要なこと

 

異世界転生ものと宗教感

ところで、日本では最近、異世界転生もののマンガが様々出ている。
異世界転生マンガとは、(たいがいが)不慮の事故で亡くなった後、なぜかそれまで生きていた世界とは違う、異世界に前世の記憶を持ったまま生まれかわって(しかし、たいがい性別や種族が違う)、それまで生きていた世界での知恵や知識を使い、異世界で生じる問題を解決したり、なんやかんやと物語が進んでいくマンガのこと。

例えば、テレビアニメ化もされた、転スラこと「転生したらスライムだった件」は、やり手のビジネスマンが通り魔に刺され死亡。目を覚ますと異世界でスライムに生まれかわっていて、なんやかんやと敵に対抗する術を身につけ、一国を治めるまでになるというお話。

しかも、通り魔に刺されたのは可愛い後輩(結婚が決まって将来がある)を守るためという正義感溢れるビジネスマンだった。異世界でもその性格は変わらず、「正しいことをしよう」とか、「仁義を通す」といった考え方が異世界人に支持され、敵をも友達にしてしまうというもので、読んでいて気持ちの良いマンガとなっている。
ご参考:転生したらスライムだった件Wiki
当然、ファンも多く初の展覧会となる「転生したらスライムだった展」が開催されたほどの人気ぶりなのだ。
ご参考:『転生スラ』初の展覧会「転生したらスライムだった展」特設サイトがオープン、グッズや展示内容公開
他にも異世界転生ものは様々なものがあり、数がありすぎるので異世界転生トップ30をランキングしたものも。ちなみに1位はやっぱり転スラだ。
ご参考:異世界転生トップ30
当然、転スラも翻訳され、アニメ版はCrunchyrollアメリカで視聴可能となっている。
ご参考:That Time I Got Reincarnated as a Slime

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