しまむらに何を学ぶべきか?
このしまむらの事例に、我々は何を学ぶべきか?まず、変化に敏感であること。自社の売り上げの漸減に素早く対応すること。そして、来たる消費税増税という外部要因への対応策を練る。
次に問題と課題を明確にすること。問題は深掘りしなければならない。売り上げ減少は、単なる事実であって、問題ではない。しまむらの事例では、売り上げ減少→店頭ディスプレイにより中が見えない→奥に顧客が来づらい→探すことをしなくなってしまった。というこの4つ目が真の問題だ。
そこで、課題として、顧客がお気に入りを見つけられるようにすること、特徴であった掘り出し物をしっかり並ばせることにたどり着いたのだろう。
考えてみれば、2016年型はどちらかといえば売り手目線。売り上げを上げるため、ついで買いを促すため、という目論見での施策に見える。
2020年型の改善・原点回帰は、「顧客が買い物を楽しくできることを追求」という意味で。買い手目線の陳列に戻している。
小売業では特に、お客様がその店に「行く理由」を明確にしなければならない。それも「値段の安さ」「セール」「割引」以外で。その意味でも、しまむらパトロールの復活なるかどうか、楽しみな改革だ。
image by: 掬茶 [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
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