ヒントは身近。潰れそうな小規模スーパーが復活できる7つの理由

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自動や無人で生活やビジネスが回り始めた現代の日本ですが、その変化について行けずに取り残されてしまう人やサービスも少なからず存在します。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では、著者で人気コンサルタントの佐藤きよあきさんが、廃れる小規模スーパーや、未開封なのに廃棄される食品ロス問題など、「古いものから新しいビジネス」を探すヒントを紹介しています。

高齢者が小さなスーパーを利用する理由

イオン系&セブン系のショッピングセンターやスーパーが、“こんなところにまで?”と思うような田舎をも含め、全国に進出しています。これにより、その地域でしか見かけなかった、地元のローカルスーパーが次々と潰れています

若い世代は、都会でしか手に入らなかった商品が買えるようになり、その便利さに喜んでいます。しかし、地元のスーパーがなくなり困っている人たちもたくさんいます。高齢者です。

大手流通の出店するお店は、郊外型が多く、なおかつ巨大です。車がなければ、行けない場所にあることも。高齢者は車に乗れなくなっていることもあります。乗ったとしても、長距離の運転は危険。

家が近くにあったとしても、お店の巨大さ故に利用しづらい部分も多いのです。まずは、

  • 歩く時間・距離が長くなる。駐車場から店舗への距離も長い
  • お店の中も広いので、歩きまわることに疲れる
  • 欲しいモノが、なかなか見つからない
  • 大きなお店は天井が高く、腰の曲がった高齢者は、上に掲示された案内板が見えない
  • 店が広いと、店員さんに聞こうとしても、近くにはいない
  • 客が多くて、シルバーカーを押しながらでは歩きにくい
  • 品数が多過ぎて、「どこに何があるのか」を覚えられない

このように、若い人たちにはメリットが多い巨大スーパーでも高齢者にとっては不便なお店になってしまうのです。

高齢者が求めているのは、「家の近く」にあって、「ほどほどの広さ」で、「すぐに店員さんに聞くことができる」お店です。慣れ親しんだ、地元のスーパーがなくなるのは、非常に困ることなのです。

欲しいモノがあれば、すぐに買いに行けるお店。“いつものアレ”が、“あそこにある”お店が、高齢者にとっては便利なお店なのです。

地元の小さなローカルスーパーは、守らなければなりません。新しいものばかりが受け入れられるとは限らないのです。

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