●正論ばかりを振りかざす
現状をどう改善していこうかという現実的な話をしているときに、突然、区分所有法〇条では…、そもそも会計とはこうあるべき…、という話を持ち出して、議論をストップさせる人がいます。
「正論」かもしれませんが、今必要がない「正論」です。やはり、こういうタイプの人も「人望」を得られません。
●ぐずぐず話して何を言いたいか分からない
相談を受けていても、長々話をされるのですが、結局、何を言いたいのかがなかなか分からない人がよくいます。
相談の場合は、こちらが、話しの流れを整理しながら、聞きますが、管理組合の中で、これをやっていたら、周りから理解されないだろうな…と、思ってしまいます。
●どんな話もいつもの話にもっていく
このタイプもいますよね。何について話していても、結局、いつもの「管理会社批判」にもっていってしまう。どんな話題でも、「政治批判」で終わってしまう。
「無関心批判」「最近の若者批判」…何でも、その話になってしまうのでは発展性がなく、やはり「人望」にはつながりません。
●差別意識を口に出す
多様性を認め、人を差別しないということが、民主主義の基本ですが、まだまだ、「それって差別でしょう…」と思う表現を日常会話の中で聞くことがあります。
人には、それぞれ歴史があり、意識そのものを完全に変えることはなかなか難しいかもしれませんが、差別意識を口にすることは恥ずかしいことだという自覚がない人は、やはり教養がない人に見えてしまいます。政治家の失言を聞いても、そう思いませんか。
多様な価値観をまとめていくことができる「人望」がある人には思えません。
管理組合を改革したいのに、周りがついてこないと思ったら、まず、自分が人望のない話し方をしていないかを振り返って、もし、該当するところがあると思ったら、そこを変えてほしい…という思いで、自分自身もドキっとしながら、書いてみました。
組織を動かすには、やはり「人望」が必要…と改めて思います。
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