心身ともに健康で生きてゆくためには、予見できるリスクは避けたいもの。それは「人間関係」にも同じことが言えるでしょう。今回の無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』では著者で心理カウンセラーの吉田こうじさんが、他人を不幸せや惨めな出来事に巻き込みがちな「不幸依存の人」が持つ4つの特徴を紹介しています。
不幸依存の人の見抜き方
「不幸」や「惨めさ」がないと生きていけないというか、自分を保てないと思い込んで「不幸」や「惨めさ」に依存している人がいます。この不幸(惨め)依存の人は関わる人に対しても、「同じように不幸(惨め)になって欲しい」という無意識の願望があるので巻き込まれるとかなり厄介です。
じゃあ、どうすれば見抜けるのかってことですが、これまでの経験から不幸(惨め)依存の人に共通する特徴をいくつか列挙しますので、まずはチェックしてみてください。
ただし、注意していただきたいのは、「あの人は不幸依存だ!」という決めつけのバイアスで人みることはくれぐれもやめましょうね。あくまでも「注意の目安」くらいに頭の片隅入れておくと、人間関係で余計に消耗することを防げると思います。
1.行動する前から不幸な結末を予知する
例えば、
「このままだと離婚されて孤独な人生になります」
「私みたいな人間なんてどこも雇ってなんかくれません」
こんな感じで、まだなんのアクションも起こしていないのに、何か絶望的な未来がやってくることを最初から確信しているのです。
こういう人は何かと情報通だったりして、ああでもないこうでもないと、さももっともらしい理由を語りますが、とにかく行動しないというのが特徴です。行動しないので、残念ながらいつまでたっても現状は変わりません。
2.楽しいことや感動したことが話題に出ない
私たちは習慣の生き物です。慣れたくはないのですが、不幸や惨めさにも慣れてしまうものです。なので不幸(惨めさ)依存の人は楽しいことや感動するようなことにほとんど触れるとか体験することがないのです。
別次元の話くらい、楽しいことや感動することに縁がないというか自らそういう場所に飛び込もうとしないので、話題にも登ってこないということですね。
3.突出した自己愛(プライド)がある
このプライドについてはかなり屈折した表現方法をとります。どういうことかというと、他者を攻撃したり非難することで自分の尊厳を満たそうとする傾向がかなり強いです。
「これこれこういうことを言ってくるなんてひどい!」
「これこれこういうことをしろだなんてひどい!」
など、何かとその人の悪口を言ってはその悪口に対して「あなたもそう思うでしょ」といちいち共感を求めてくるなら、不幸(惨めさ)依存人物として要注意でしょう。
4.自己犠牲を強要してくる
不幸(惨めさ)に執着する理由は、自分が犠牲者というポジションを取ることで同情でも憐れみでもなんでもいいからとにかく構ってもらいたい、認めてもらいたいからです。
多くの場合、不幸(惨めさ)依存の人は「これをしてくれたらお礼にあれをしてあげる」という一見美味しそうな餌に飛びついてしまい、それを裏切られるという痛い経験をたくさんしています。そうした経験をベースにして
「私はこんなにも痛い経験をしてきた。あなたは何も苦労していないじゃないの!」
こんなふうに罪悪感を刷り込んだりしつつあなたも犠牲になりなさいということを遠回しに言ったりやったりしてくるんです。
以上の4つが不幸(惨めさ)に執着しているというか、依存しちゃっている人に共通する特徴です。特に自己肯定感が低い人や共感力が人一倍高い人は、こうした不幸(惨めさ)依存の人に何かと巻き込まれやすいので十分注意してくださいね^_^
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