なぜ、あなたの会社の「新規開拓セールス」はうまくいかないのか

 

訪問・商談の進め方

「訪問・商談」のステップが、営業戦略上もっとも重要になります。この場合、ターゲット選定で決めた新規開拓先ごとに1枚のシートを作ってください。これによって、外商担当者の訪問、商談結果が一覧できます。

このシートの上半分には、販売先の簡単な情報を記入出来るようにしておくと良いです。例えば、学生数、部活生徒数、担当の先生、商談のキーマン、取引スポーツ店との親密度といったことです。

シートの下半分には、訪問日、訪問・商談内容、特記事項を書き込めるようにします。10行は必要になるでしょう。新規開拓をするには、10回くらいは訪問することが必要だからです。例えば、こんな感じになります。

訪問日 訪問回数 商談内容     特記事項

 

7/1   1回目  あいさつ     ○○先生

7/8   2回目  顔を覚えてもらう 無料パンフ配布

7/15    3回目    サンプル品持参  △△先生興味示す

7/22    4回目    試し発注あり   値引き要請あり

7/29    5回目    用具無料修理提案 野球部顧問反応

 (以下続く)

いかがでしょうか。訪問回数を重ねながら新規開拓につなげていくということです。特記事項には、テニス部は県大会ベスト8になったとか、競合店の○○スポーツさんは○○先生と親密、といった、訪問で知りえた情報も書いておくと良いでしょう。

これを定期的に外商責任者や店長に報告しながら、進み具合をチェックします。それが「進捗状況チェック」です。その際には、「今後の方針」を決定しながら、営業を続けていきます。進めるために何か大きな問題があると判断すれば、訪問中止ということも決定しなければなりません。

いかがでしょうか。このような戦略をしっかりと組み立て、実行していけば、たとえ少子化の時代であっても、外商で生き残れるのではないかと思います。

■今日のツボ■

  • 外商は、営業戦略を立てれば、生き残る道がある
  • 戦略は「分析、選別、進捗管理」を行うことである
  • 訪問・商談」を重ねるための仕組み作りが必要である

image by: Shutterstock.com

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ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
スポーツ用品業界在籍33年の経営コンサルタントが、スポーツショップの業績向上法について熱く語ります。スポーツショップのために書かれた、日本初のメルマガです。ここには、あなたのお店がかかえている問題を解決するヒントがいっぱいです。

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【著者】 梅本泰則 【発行周期】 週刊

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