詐欺だと確信したら用はないので、一旦電話をホールドして、客が来たから1時間後にかけてといって電話を切った。当然、この番号は詐欺という理由で着信拒否に設定。せっかくなので、電気・ガス会社に問い合わせてみると、最近では企業からの電話だと思わせるためにわざと1-800の番号を使ったものが多いそうだ。いろいろ工夫している。
そうそう、この詐欺電話でもう1つ詐欺っぽいな~と気になったのは、毎月の支払いに関する部分で、「支払い期限前に支払ってますよね?」と聞いてきたことだ。支払っているとわかっているから電話してきているはずなのに、なぜに質問してくるのか?
それも疑問だったが、けっこう巧妙なやり方で、質問に対して、それが正しければYesとなる。これ、心理操作の技術であったような…。まず相手に間違いないと確認させることで、他の部分への疑問を持つ余地を奪う、もしくは薄れさせる。Yesが多くなるほど肯定感が強くなるので、Noが出にくくなる。もし仮に支払いが遅れたことがあったという人の場合でも、もともと100ドル割引きの話をするつもりだったので、好都合。割引きに簡単に食いつく可能性は高い。
巧妙な手口で騙してくる人はいるので、即決しないのが一番の対策だとは思うが、日頃からいろんな情報に触れておくのも対策の1つかなと思う。いろんな角度から情報を得て、検証する癖をつけておく。考える力にもなるし、何よりアイデアのもとにもなるかもしれない。
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