いまや犯罪にも自動音声「ロボコール」。アメリカの電話詐欺事情

 

詐欺だと確信したら用はないので、一旦電話をホールドして、客が来たから1時間後にかけてといって電話を切った。当然、この番号は詐欺という理由で着信拒否に設定。せっかくなので、電気・ガス会社に問い合わせてみると、最近では企業からの電話だと思わせるためにわざと1-800の番号を使ったものが多いそうだ。いろいろ工夫している。

そうそう、この詐欺電話でもう1つ詐欺っぽいな~と気になったのは、毎月の支払いに関する部分で、「支払い期限前に支払ってますよね?」と聞いてきたことだ。支払っているとわかっているから電話してきているはずなのに、なぜに質問してくるのか?

それも疑問だったが、けっこう巧妙なやり方で、質問に対して、それが正しければYesとなる。これ、心理操作の技術であったような…。まず相手に間違いないと確認させることで、他の部分への疑問を持つ余地を奪う、もしくは薄れさせる。Yesが多くなるほど肯定感が強くなるので、Noが出にくくなる。もし仮に支払いが遅れたことがあったという人の場合でも、もともと100ドル割引きの話をするつもりだったので、好都合。割引きに簡単に食いつく可能性は高い

巧妙な手口で騙してくる人はいるので、即決しないのが一番の対策だとは思うが、日頃からいろんな情報に触れておくのも対策の1つかなと思う。いろんな角度から情報を得て、検証する癖をつけておく。考える力にもなるし、何よりアイデアのもとにもなるかもしれない。

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ニューヨークの大学卒業後、現地で就職、独立。マーケティング会社ファウンダー。ニューヨーク在住。読んでハッピーになれるポジティブな情報や、その他ブログで書けないとっておきの情報満載のメルマガは読み応え抜群。

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