サラリーマンだからこそオイシイ「副業」の選び方と具体的な方法

 

たったの3万円にあらず

前回は、自分の力で毎月3万円を稼いでみようという話をしました。

でもそうは言ってもたったの3万円じゃ、全然美味しくないですよね、と考える人がいるかも知れません。

ところがこれは、「月収3万円増ではないんです。実はここがミソ。

この3万円って事業売り上げとしての3万円ですからここに必要経費が乗せられるわけです。その3万円を稼ぐために、どこにいくら使いましたか?というのが経費で、(売り上げマイナス経費イコール課税所得)ですから。

え?たったの3万円から経費を引いたら全然儲からないじゃないですか。って思った人は、勉強が足りません。ここは赤字でも良いんです本業の収入が高い人はむしろ赤字の方が美味しいんですから。

毎月3万円ってことは、年に36万円の売り上げですよね。ここに経費をドンと積むんです。ネットで稼いだのなら、パソコンやネット関係の費用は全部経費です。パソコンを買おうが、スマホを買い換えようが、通信料や、ソフトウェアだって事業に関係があると言えるモノなら経費ですから。

これにプラスして、電気代や水道代も一部は経費になります(家事按分といいます)。さらに移動の必要があれば、タクシー代や自動車荷関する費用も一部経費ですよ。さらにここにお客さんがいて、接待をしたらその時に飲み食いした費用も経費になるはずです。なんてことをやっていたら、どうやっても36万じゃ収まりませんよね。

その結果めでたく損益が赤字になったら今度はサラリーマンの所得と合算してしまいましょう。例えば、副業が100万の赤字でサラリーマンの年収が800万なら、800万マイナス100万で700万円があなたの本当の所得になるわけです。これを損益通算といいます。

ところがあなたの会社では、あなたの年収は800万ってことで、800万に相当する所得税や社会保険料を天引きしているわけです。つまり100万円分払いすぎたということで、これを確定申告で申告すれば100万円分の払い過ぎた税金が還付されるわけです。

元々経費では買っていなかった様々なモノ(パソコンとかスマホとか通信料ね)を経費化することで、税金が安くなってしまうわけですよ。おまけに赤字ですから副業の方では無税ですからね。

あなたのビジネスに必要だという根拠があるのなら、おカネを使っても経費になってその分の税金が還付されるわけですよ。

最初の数年はこれで十分でしょ。特に今、年収1,000万円を超えているような人は、高い税金を課せられているんですから、副業を立ち上げて赤字にすることで、かなりの金額が返って来るはずです。私の場合には、セミナーを始めた最初の年は300万くらいの赤字になった(ビジネスを始める時には、開業するための初期投資がどうしても必要ですから)ので、80万くらいの還付があったと記憶しています。

だからたったの3万円じゃないんです。宝くじであたった3万円よりも、事業で得た3万円の方が、価値が高いんですよ。そうやって副業を続けながら、事業を伸ばす感覚を養って、将来的に毎月5万、10万、15万と稼いで経費を乗せても黒字になるようにすれば良いんです。

みなさん最初から儲けて黒字にしようとするからそこにムリが生じるんですよ。自分で稼いだことがない人が、いきなり事業で黒字になるなんて話はなかなかありません。最初の数年は赤字で構わないですし、それでも副業を始めるメリットは充分に感じられるようになっているんです。

ちなみに利益が出ても65万円までは青色申告をすれば特別控除で無税になります。つまり経費プラス65万までの副業なら税金が掛からないということです。

そしてこれくらいのレベルなら、自分でも出来そうな感じがしません?これくらいのスケールなら、リスクは最小に抑えられます。つまり借金をする必要はないということです。だからサラリーマンでもどうにかなるんです。逆に言えば、最初に借金をしなきゃスタート出来ないようなビジネスは、絶対にやってはいけません。それはあなたを食い物にしようとするワナですから。

投資話で100万出せ、200万出したら毎月のリターンがいくらだ、なんてのはほぼ全部ダマシですからね。そんなことをやらずに、自分の才覚を磨いて毎月3万円を稼ぐことを考えるべきなんです。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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