1日ほんの数分間、手の指を動かすだけで脳が活性化されるというのであれば、やらないという手はないですよね。今回の無料メルマガ『1日1粒!『幸せのタネ』』では著者の須田将昭さんが、そんな「脳の刺激法」を具体的にレクチャーしてくださっています。
手の指を自在に動かす
手の指を自在に動かして、脳を刺激しよう、という話です。指ぐらい自分の好きなように動かせる…と思っていると意外にそうでないことに気づかされます。
最初は全体で指の筋肉をほぐしましょう。握って、開いて、握って、開いて。両手10本の指を同時に握って、開いて。ゆっくりでいいですよ。
次は、右手は握って、左手は開いて。次に、右手は開いて、左手は握って。右と左で違う動きをしてみましょう。10回ぐらいやってみてください。うまくできましたか?途中で同じ動きになってしまいませんでしたか?初めてやるとこれだけでも「疲れた~」ってなるかもしれません。
今度は指を1本ずつ動かしてみましょう。まずは右手から。親指、人差し指、中指、薬指、小指と順番に折っていきます。終わったら親指を握り込んだような形になっています。今度は小指から1本ずつ開いていきます。1本ずつですよ。同時にならないように。往復してみましょう。今度は左手で。両手で同時にやってみましょう。
これだけでも最初のうちはかなり疲れるでしょう。そして、薬指、小指あたりで動きが怪しいぞ、となるかもしれません。そんなものです。指先を使っている時でも、ほとんど、親指・人差し指・中指でことを済ませているものなのです。だからこの3本は好きに動かせても、小指、薬指は動きが怪しい(あと、筋肉のつき具合も違うというのもあります)。
今度は小指から始めて親指まで折りたたみ、また開いていく、というのをやってみましょう。こちらも往復して、右手、左手両方とも。
これができたら、両手を前に広げて(ちょうだい、という感じの手つき)、右手の親指からたたみ、小指まで行ったら、次はその流れで左手の小指からたたんで親指までたたむ、というのをやってみましょう。指でウェーブを作る感じです。全部たたんだら、今度は左手の親指から順に開いていって、右手の親指まで。
ゆっくりでいいです。最初は順番に1本ずつ確認しながらでいいので、やってみてください。慣れてきたら、わかってきたら速く動かしてみましょう。
10本の指を自在に動かすことで、脳は随分と活性化されていくものですよ。
脳は「司るエリアが分かれている」というのは通説になっているので、指が速く自在に動かせることと、たとえば勉強ができることとは直接はつながらないかもしれませんが、それでも、刺激があれば神経はつながっていく、繋がりが強固になっていく、というのは事実のようなので、いろんな刺激を与えたいところです。
単なる指の動きに見えますが、目で見て順番を把握し、次はこれだ、と考えているところもあるので、そういったいろんなところが刺激されていますしね。
指の動き、ほんの1分、2分でもいいのでやってみてください。
image by: Shutterstock.com