便利な電化製品が普及したおかげで昔よりずいぶん楽になったとは言われても、まだまだ家事は重労働です。なかでも、どうやっても人の手が必要となってしまう「洗濯」ですが、楽にこなすコツはないのでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、洗濯代行サービスや海外の事例を紹介しながら、それぞれのライフスタイルに合った「洗濯のあり方の模索」を提案しています。
洗濯今昔
さて、本日はどんどん変化していく家事のお話。
親の世代やそのまた上の世代では、当たり前だった家事がすっかり廃れてしまっていて、もう誰もそんなことしないみたいなことってありますよね。そう、足踏み脱穀機を使った脱穀みたいなモンです。あはは( ̄∇ ̄)
家事が廃れていくのは、時代に合わなくなってしまったからです。時代に合ったやり方やグッズ、家電、サービスがどんどん出てくるからで、逆に言えば、これにキャッチアップしていけば、
- 家事と家庭生活が時代に合ったものにできる
はずです。
そりゃそーですよね。現代日本での悩みは、当然家庭内にもあるわけで、それが新たな家事の有り様として、登場してくるわけですから。現在の
- スーパーで買う一袋野菜が余っちゃう
- 外回りの掃除をしきれない
- 適時にクリーニングを受け取りたい
- お花を飾りたいけど上手く飾れない
などなど。こういう不具合というか、不便さが徐々に解消されいくんですよ。
そうやって、解決されそうな家事のひとつが
- 洗濯
です。
洗濯はもっとも省力化が進んでいない家事だと思うんです。というか、工程が長すぎるんですよ。洗濯機を回すのなんて、ごく一部でしかなくて、そのあとの乾かすとかたたむとか収納するとかまでが全部
- 洗濯
ですから。これって絶対なんとかされるべきだろうと思っていたら、そうだよねやっぱりコレだよね。
- 洗濯代行サービス
です。
クリーニングとの最も大きな違いは、ドライクリーニングしかできないオシャレ着やデリケート素材の洗濯ではなく、
- 水洗い可能なものが対象
だということです。下着や靴下はもちろんOKですよ。…こういうものを他人に洗濯してもらうのにトマドイを感じるのは、私が古くなってきている証拠でしょうか(*゚∀゚*)
洗濯は、結構タイミングや天気が足かせになる家事なんですよね。だから、家族が多い、出張が入ってしまった、雨が続いているなどなどいかにもありがちな理由が重なると、洗濯物が溜まってしまうんです。
休日にガンガン洗濯しても、限界がありますし、なによりたまの休日が
- 洗濯で潰れちゃった…
なんていうのは悲しいものです。
洗濯は、家事の中でも拘束時間が長くて相変わらず人力が重要な家事ですから、分量が増えるとそれだけ家事の負担がストレートに増加してしまうんですよね。
あるいは、寒い日に外に干すのがイヤ…物干し竿に背伸びするのが億劫…というトシヨリ世代にもイイはずです。
この洗濯代行システム、やり方は、宅配クリーニングとほぼ同じ。
- 予約→集荷→洗濯・たたむ→返却
という流れです。うん、ま、ネットやスマホに慣れている必要があるのは大前提ですけどね。
他の家事サービスと同じく、毎日全部の洗濯をオネガイするのではなくイベントのあとなど大量に洗濯物が出ることが予想できるときには代行サービスを使い、フツーのときには自宅で洗濯するなど、使い分けるといいんじゃないかと思いますね。
他方、これの最大の弱点は
- サービスエリアが大都市圏のみに集中していること
ですね。まあ、地方で採算が合わないんでしょうが、こういうサービス格差が家庭の潜在的な経済力に影響するんだと思うんですよね。ちなみに我が家もサービスエリア対象外です。ちぇっ。
洗濯代行サービス以外に進化しているのは
- コインランドリー
です。
以前のコインランドリーは、洗剤の空きボトルとかが転がってて、スミッコに座りにくそうなイスがポツンとあって…みたいな雑然としたイメージだったんですが、最近はとーーーんでもないんです。とても清潔で明るい感じで、中にはベーカリーやカフェを併設しているところもあるくらいですから。