20世紀以後の中国近現代史について、中国専門の学者でも誤解や曲解することがあります。20世紀前半に中国は「帝国」から「民国」へ、そして「人民共和国」へと国体がかわっていきました。
そして、「中国の振り子」という言葉がありますが、つねに大きく左右に振れ続けるのが中国です。「中華人民共和国」という国名は同じでも、毛沢東の社会主義と鄧小平以後の中国を同じと見る人は多くありません。明らかに左のコミニズムから右のファシズム国家へと変身しています。
そして、習近平の中国はデジタル管理国家化を進めており、右でも左でもない全体主義だけがそのまま残り、先祖帰りの儒教型国家を目指しているようです。一君が万民を統率する、しかも「民」は目を潰された奴隷を示します。儒教型国家とは奴隷社会でもあります。
中国は他国に対しても、威圧的で「中華思想」丸出しの行動が明白に出ています。21世紀の人類は、この「中国問題」を共通の課題として取り組まざるを得ないでしょう。
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※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2019年12月25日号の一部抜粋です。初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込660円)。
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