リバイバルの情報を掴む者が接客を制す。昔の流行を知るべき理由

shutterstock_155784017
 

「流行は繰り返す」とよく言われます。特にファッションや音楽、デザインなどで耳にするかもしれません。ある一定周期がくると、当時を知らない世代たちから見て「かっこいい」「かわいい」となるんだそうです。歴史は繰り返すのであれば、同じフィールドで活動する人にとって、その歴史を学ぶことにとても意味があると思いませんか?無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、その意義について詳しく解説。一つの知識が、説得力のある情報に変換できると説いています。 

歴史は繰り返す「20年前の流行」

ファッションや音楽の世界の流行は、よく、「10年サイクル」とか「20年周期」という言葉で表現されることがあります。10年ごとに同じようなものが流行るとか、20年前に流行ったものが、今流行っているとか、そういう時に使う言葉です。つまりは、昔流行ったものが、今またリバイバルするということですね。

全てがそうだとは言い切れませんが、実際にそうした現象は何度も目にしてきました。1990年代にエアーマックスが大流行りして、スニーカーが一気にブーム化しましたが、それが、2010年代中期には、20年の時を経て、同じように大流行しましたよね。

男性が、シャツやTシャツの裾をズボンに入れる「タックイン」という着方も、90年代に流行った着方でしたが、これまた、同じように少し前からクラシック回帰として、流行り始めました。

音楽の世界でも、ハウスミュージックや、ダンスミュージックが再燃して、流行するなんてことも、近年目にしてきたはずです。

ということは、です。この流れを考えると、今から10年前や20年前の流行を学ぶこともまた、販売に活かせる情報になるのではないかということです。

ファッションの世界などは特に顕著ですが、「今流行っている」というだけの情報と、「今流行っているのは、こういうルーツがある」という情報とだと、その話の説得力に雲泥の差が出てきます。「この着方は今流行りですよ」という人と、「この着方は、実はこのくらいの時期に流行って、それが今風にアップデートされてるんです」という人とでは、情報そのものの価値が大きく変わりますよね。当然、それに伴って提案の内容も変わります。だから、以前に流行った情報を調べて、ルーツを探ってみると、また新たな接客に役立つ情報を得られるかもしれないのです。

ファッションや音楽の世界が、10年や20年周期だとしても、他の業界はわかりません。もしかすると、業界によっては、50年周期とか、100年周期レベルの場合もあるかもしれません。それでも、「歴史は繰り返す」の言葉通り、どこかにルーツがあるかもしれないのです。

そういう情報を探して学んでみると、提案やお客様への情報提供に変化があるのは間違いありません。ぜひ、自身の業界の昔の流行りを調べてみてください

今日の質問です。

  • 自身の業界では、流行は何年周期くらいだと言われていますか?
  • 今流行っていることのルーツについて、調べてみましょう

image by: Shutterstock.com

坂本りゅういちこの著者の記事一覧

様々な接客販売業で日本一の売上を獲得した販売員がお伝えする販売力向上の秘訣!
「もっと売れる販売力を身につけたい……」「スタッフへの指導について勉強したい……」など、接客販売力を向上させるために必要な事を毎日無料で配信中。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 販売力向上講座メールマガジン 』

【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

print
いま読まれてます

  • リバイバルの情報を掴む者が接客を制す。昔の流行を知るべき理由
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け