公衆電話はどこだ。災害時に備え知っておくべき設置場所と使い方

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最近めっきり減ってしまった公衆電話ですが、それでもいざという時には威力を発揮してくれます。今回の無料メルマガ『1日1粒!『幸せのタネ』』では著者の須田将昭さんが、激甚災害に備えて公衆電話の場所を把握しておくべきとし、小さなお子さんがいる家庭はその使い方を教えておくのも重要、と記しています。

公衆電話、使えますか?

災害時、家族に無事を知らせたい、あるいは確かめたい、ということで一斉に多くの方が電話を使ってしまうことがあります。その時、NTTでは緊急時の優先電話として、警察や消防、公的機関の回線の確保を優先し、一般の家庭電話や携帯電話の通話を制限することがあります。阪神・淡路大震災の時には携帯電話があまり普及していない時期のことだったので、その時には携帯が一番よくつながったと記憶していますが、今は制限されてしまいます。

さて、その時に有効となるのが公衆電話です。災害時には先ほど書いたような「通信規制」が行われますが、公衆電話は対象外です。また電話回線を通じて電力が供給されているので、停電時でも使えるのです。

しかし、携帯電話の普及にともない、利用する方が激減し、一時期に比べて設置台数は随分と減りました。みなさんは、自分の家の周り、学校や職場の近辺、あるいは通勤・通学経路などのどこに公衆電話があるか、すぐに思い浮かびますか?

以前は駅に行けばあちこちにありました。今はメインの改札の近くに数台あるかないか。改札が複数あるような駅の場合、ある改札の近くでは公衆電話がない、ということもありえます。公的な施設でも「ああ、かつてここには公衆電話が設置されていたんだろうなあ」という「台」が残っているのをよく見かけます。5台分はあるのに公衆電話は2台しかない、というような設置の仕方もみかけます。

それでもあれば使えます。災害時には長蛇の列になるかもしれませんが、あるところはチェックしておきましょう。

また世代によっては公衆電話を使ったことがない、という人もいるそうです(特に今の子供たちのほとんどがそうだとも聞きます)。

できれば、小さなお子さんがいるご家庭では、一度、みんなで使う練習をしてみるのもいいでしょう(電話代も少しかかってしまいますが)。

たとえば緊急時の掛け方なども練習しておくといいでしょう。何かトラブルに巻き込まれた時に、公衆電話を使って警察や消防にかけられる、助けを求めることができる、ということは知っておくに越したことはありません(これは練習するわけにはいきませんが)。

いずれにしろ、一度公衆電話の場所は確認しておきましょう。できれば数カ所。ある施設の中にあるのを知っていても、もしそこが被害を受けていたら、使えませんからね。屋外にあるところ、複数台あるところなどなど、頭に入れておくのと同時に、メモを避難袋に入れておくのもいいかもしれませんね。

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【著者】 1日1粒!『幸せのタネ』 【発行周期】 日刊

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