女子小学生暴行事件の酷すぎる顛末。学校も教育委も「加害者側」

2020.02.11
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加害児童の父「事故だ事故だ、うちの子も苦しんだんだ!!」

加害保護者は、翌日、被害者宅を訪問するも、明確な謝罪の意思は感じられなかったという。その後も、顔を合わせる機会はあるものの明確な謝罪はないままであった。

11月20日、学校にて保護者同士の話し合いが行われるが、加害保護者は、事前に自らを弁護する経緯書を立ち会った学校関係者に配り、自分たちは、事故なのに、誠意を持って謝ったが、受け入れないで被害側は怒ってばかりで困惑していると説明した。

しかし、事実は全く違うのだ。

例えば、加害児童の母が被害女児の母に送ったLINEは、絵文字だらけで謝罪の謝の字も感じるものではない。

さらに、ここに来て、加害児童は明確に押したことを認めているが、押す行為を加害児童の父は、「故意ではない」と主張し、これは事故だと論じた。

押す行為は、過失とはならない。もはやなぜかの理由も必要ないだろう。人が人を押すというのは、誰かに押されるなどして倒れそうになって誤って他人を押してしまった場合などは過失となろうが、この場合は、激昂して押したのであって、明確な意思に基づいているものだ。つまり、天地がひっくり返っても「故意」であり、事故ではない。

しかし、加害児童の父は、事故主張を曲げないのだ。目撃者がいない(被害女児の姉Cさんはその場にいたのだが)、息子のCは、わざとじゃないと言っているし、注意されて傷ついている。だから、もうこれは残念な事故なのだと言うわけだ。

学校は、この加害者側が主張を強弁し、被害者側がそんな無茶苦茶は受け入れられないというだけのやりとりを、半ば強引にお開きにして、このように結論付けた。

加害側は謝罪をしたが、被害側はこれを受け入れなかった。

記録には謝罪をしたいという言葉はあるが、その後の言葉はない。後は前述の通りだから、その内容は謝罪ではなく弁護、いや、強弁と言えよう。これを謝罪とする学校はどうしてしまったのか。

調子づいた加害保護者はこうも言っている。

「うちも謝らせるから、おたくの子も謝れ」

被害女児は「生きるのってつらいね」と苦しんでいるのに、どこまで苦しめるつもりなのだろうか。

被害女児がPTSDを発症

傷害事件後から体調不良が続いたAさんは、医師が関わらなければならないほどのPTSDだと診断された。彼女は、私が直接現場を見に行った2020年現在でも、深く傷ついていた。

多くのこうした事件は、身体の傷はいずれ癒えるというが、彼女の場合は、顔の傷も生涯残ると言われており、欠けてしまった永久歯ももう元には戻らない、そして、心の傷は深く残り、自宅から見える事件現場を通ることはもちろん、見ることもできないのだ。

結果、学校が対応できていないことから、被害側は警察に相談し、警察はこれを受件し、調査にあたることになった。豊田警察署の調べによれば、C君がAさんを後ろから押して転倒させる暴行を加えたと結論づけた。

こうした経緯もあり、本件は学校記録では傷害事件とあり、いじめ防止対策推進法でいうところの重大事態となったのだが…、適切な指導や被害女児らへの配慮はほぼ無い状況のまま時間が過ぎていった。

しかし、医師が関わらなければならないレベルのPTSDとなっているAさんは加害児童のいる学校に通うのがとてつもなく辛いわけだ。結果として、Aさんは越境して他校に転校する ことになったのだ。

姉のBさんもPTSD症状

姉のBさんは目の前で可愛い妹が暴行され血塗れになった姿をみた。彼女は、妹が死んでしまったのでは無いかと思うほどの衝撃を受けたのだ。

そこからずっと、痛みに苦しむ妹の姿を間近に見てきた。だからこそ、自分の心も壊れそうだということを我慢し続けていたのだ。そして、きっと学校の先生たちが、加害児童に注意して叱ってくれるものだと信じていた。正義は果たされると思っていたのだ。

ところが、それは根底から覆され、加害一家は謝罪もせず、のうのうと何もなかったかのようにして、加害児童は全く反省もしていないことを目にしていた。

学年が上がり、クラスこそ分かれたが、隣のクラスであるからその様子はどうしても目に入るし、学年の活動はひとまとめにされてしまうわけだ。

そうした無配慮無関心が彼女の心をどんどん破壊していったのだ。

少なからず、彼女の心を壊したのは、学校による不適切対応による二次的被害であり、加害側の一般的にあるであろう謝罪意識の欠如とその異常な家庭環境、加害児童の反省の欠落が引き起こしたといえよう。

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