価値観の違う「ママ友」とストレスなく付き合うための3つのコツ

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子育て中の親御さんにとって避けては通れない、親同士の付き合い。いわゆる「ママ友」の場合は、交流が密になればなるほど、価値観の違いに悩まされることも多いようです。メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』の柳川由紀さんが、自慢や陰口が多いママ友との付き合いが苦痛だとの相談に答え、上手に付き合うコツを教えてくれます。

ママ友との付き合いが苦痛

Question

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さりげなく子供自慢をしたり、人の陰口をたたいたり、持ち物チェックをしたりするママ友がいます。1年ほど前から付き合いだしたのですが、子供同士の仲はとても良いため、全く付き合わないわけにもいきません。距離を置いても縮めて来るので困ります。(小6女児、小4男児のお母様から)

柳川さんからの回答

ママ友同士は、相手との距離が近すぎるため、トラブルが起きる確率が高いと言われます。上手な付き合い方のコツをお伝えします。

1.スルー力をつける

ママ友は、子供同士の繋がりからできた付き合いなので、価値観が違うママ友がいて当然で仲良し集団ではありません。嫌なことを我慢するより、スルーした方が精神的に楽になります。持ち物チェックをされても、陰口をたたいてもスルーしましょう。

特に陰口は、言わなくてもその場にいるだけで言ったことになります。聞き役に回り、何も言わないでおくことが賢明です。そしてなるべく早くその場を離れましょう。

2.見ざる言わざる聞かざる

家庭について質問したり、言ったりしないことです。ママ友の家庭について質問したことで「詮索された」と思われたり、自分の家庭について話すと「自慢」と受け取られたりします。

相手がそうした話を持ち出してきたら、「みんなそんなものじゃない?我が家も似たようなものよ」とさらっと答え、話題を変えましょう。

3.前向きな言葉かけを

自慢話が始まったら「すごいですね」と相槌を打って、好きなだけさせてあげましょう。持ち物チェックが始まったらすかさず、相手の持ち物を褒めましょう。

家庭教育アドバイス…「ママ友はあくまでママ友」

ママ友は、そもそも子供を介して繋がっている存在。「自分の気持ちをすべて打ち明けて良い存在」とは限りません。最初から信用しすぎて付き合う距離感を間違える方も多数います。

ママ友づきあいしないと「ぼっち」になってしまう、「子どもの友達関係に影響」してしまう、などの不安がありますが、ママ同士の付き合いに疲れて消耗し、ストレスを溜めては、子どものためとはいえ、本末転倒です。幾ら子どもが仲良しでも、自分が苦手だと思う相手は、無理に付き合う必要はありません。自分の気持ちを優先しましょう。

ママ友は、学校の情報を共有したり、子育ての悩みを共感したりと上手に付き合えばメリットはたくさんあります。けれども、常に一緒にいる必要はありません。どんなときも自分らしさを忘れず、自分や家族のために時間を使うように心がけましょう。そういう人はきっと「ママ友」以上の関係になれる友達ができるものです。

image by: shutterstock

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家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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