鍼灸師が教える「股関節の痛み」を楽にする「ブラブラ」運動法

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年齢とともに体のあちこちに生じる痛み。その多くは、長年の生活習慣によるところが大きいようです。股関節の痛みもその一つ。メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者のぶ先生は、痛みを和らげるためには「意識的に動かす」必要があると、簡単な運動法を教えてくれます。

「股関節痛」は人生のツケ

【生活習慣の負担が現れる場所】

長期間頑張り続けると、「四十肩五十肩」といわれるものになりやすいです。慢性疲労の蓄積が、最終的に「肩関節」に集約して「関節への負担」をかけることで、「肩が動かない」「肩が回らない」という症状に行きつきます。股関節も同様に、「生活習慣の負担」が長期にわたり積み重なって現れる症状です。

【生活を支えるのは「足腰」】

精神的な負荷を支えるのは、胸や肩などの上半身。肉体的な負荷を支えるのは、足腰などの下半身。股関節はひざ関節同様、とても可動域の広い関節です。

ひざ関節のような屈伸運動ばかりでなく、開いたり回したりねじったりできる「運動する」ことを支えてくれる大事な関節です。日常生活が体にかなわないと、毎日の睡眠だけでは回復しきれません。疲れた体は委縮し始めて、足腰がこわばりやすくなります。

そんな「こわばりの影響」が一番出やすいのが股関節。ダイナミックに動く股関節ですが、普段の生活で「足腰」をあまり使わない生活をしていると、委縮する股関節のことに気が付かないまま、不摂生を続けてしまいます。

【意識的に股関節を動かす】

すでに「変形性股関節症」や「股関節炎(大腿骨頭炎)」などをおこしているようなら、適宜医療機関を受診することが必要です。そうなる前であれば、委縮する股関節を「意識的に動かす」ことで、「股関節の痛み」が楽になることがあります。

運動不足な股関節は、関節内の「潤滑油」が減っていて、動きが悪いことがあります。関節は「血管」をもっていないので、じわっと動かすようにして、周囲の血管から栄養素を染み出させて「潤滑油」を増やすしか、動きを滑らかにする方法がありません。

壁に手をついて片足立ちになり、浮いている方の足をブラブラ前後や外側に開いたり、股関節を中心に足先を外や内側にクルクル回すように開くことで、股関節がよく動くようになります。ポイントはダラダラ・ブラブラやること。

本気になってしっかり動かそうとすると、周囲の筋肉が萎縮したり、関節に負荷をかけすぎて炎症を起こす原因になります。くれぐれも痛みを伴うほどやらないように、要注意です。

慣れてくると、股関節の痛みのない範囲で、少し大股で歩いたり、ひざを抱えたり、足を後ろに伸ばして、股関節の可動域を広げるようにするとよいです。

また、股関節の委縮は生活習慣の乱れが原因です。運動不足であれば運動習慣を。食事の不摂生があれば献立を見直して、毎日の便通がつつがなく行われるように工夫してみる。くれぐれも寝不足などないように気を付けて暮らしましょう。

もし、股関節に症状がないようなら、日頃から股関節の可動域を試すような運動をして、生活習慣と体調のチェックをしてみてもよいですね。

image by: shutterstock

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臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。メルマガには季節にあった体に負担のかからない暮らし方、食事のとり方が書かれているので、そのとおりに過ごせば病知らずです。

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【著者】 鍼灸師・のぶ先生 【月額】 660円/月(税込) 【発行周期】 毎週金曜日

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