特定できぬコロナ感染源。小池都知事「首都封鎖」決断の現実味

 

これから3週間が勝負

しかし、小池都知事は【首都封鎖もあり得る】と危機感を露わにしています。そして、「今後3週間、大型イベントへの参加を控えるよう」都民に要請しました。これは、都民だけの話ではなく、全国民も同じだと思います。

中国で感染者数が爆発的に増加していた時、ほとんどの人は、「日本はああならない」と感じていました(RPEでは、2月5日から「早く中国全土からの渡航を禁止してください!」と呼びかけつづけていましたが)。安倍総理が2月27日、「全校一斉休校」を要請し、結果、日本での感染者増加スピードは、緩やかになりました。

今、イタリアの状況を見て、日本国民の大部分は、「日本は、関係ないね~~~~」と感じ、他人事としてみています。しかし、日本がイタリアのようにならなかったのは、国民が緊張感をもって用心深く、注意深く生活してきたからでしょう。ここでリラックスしすぎると、イタリアのようになる可能性があります。

小池さんのように、危機の規模を正しく理解している人がいて、「【首都封鎖】もあり得る」と語っている。皆さん、この事実を重く受け止め、今一度気を引き締めましょう。金も大事ですが、命はもっと大事です。

image by: 東京都知事 小池百合子の活動レポート - Home | Facebook

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【著者】 北野幸伯 【発行周期】 不定期

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