NY在住の日本人3人が見た、ロックダウンの街で起きていること

 

飲食店もイートインができないので、大好きな近所のカフェで一人でまったり過ごすこともできません。友人たちとのホームパーティーや、イベントの予定もすべてキャンセル。生活は一変してしまいました。また、レストラン以外にも美容院やネイルサロン、ギャラリーなどの営業も停止になっているので、美容師の友人やアーティストの友人も不安な日々を過ごしているようです。

ニューヨークの街にはほとんど人が歩いておらずゴーストタウン化しています。たまに食料の買い出しのために外に出るとちらほら人を見かけますが、あの“マスクをしない”ニューヨーカーが、当たり前のようにマスクにビニール手袋姿で足早に歩いています。スーパーの店員も、このように日本では見たこともないような本格的なマスクをしながらレジ打ち。ある意味、対策が必要だと判断すれば日本人より徹底しているかも。

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でもこんな時でも、お会計が終わると帰り際に「Stay safe!」(安全に!)なんて声をかけてくれたりと、明るくて人を思いやる余裕のあるニューヨーカーの優しさに触れ、心が温まります。

ニューヨークのロックダウンはまだまだ始まったばかりで、少なくとも1ヶ月はこの状態が続きそうですが、今は多くの人が自分たちがするべき行動を理解していて、コロナ終息のために「我慢」という努力のもと、心を一つにしているような気がします。この非常事態を早く乗り越えられることを信じて、私も不安に飲まれず日々をポジティブに過ごすようにしています。

こうして毎日強制的に家にいなければならないわけですが、普段なかなかできない凝った料理を作ったり、読めていなかった本の続きを読んだり、英語の勉強をしたり、家での時間を意外と有効活用できており、普段の働き方や生活を見つめ直す良い機会なのかもな、とも思ったりもします。

また、メディアとして情報を発信できる仕事に携わっているからこそ、こんな今だからこそ、みなさんにとって有益な情報をたくさん発信できればと思っています!少しでも早く、大好きなニューヨークが活気ある街に元通りになりますように。

そしてニューヨークはもちろん、被害が甚大なヨーロッパやアジアの世界各国でもこの事態が収拾し、平和な生活をみんなが取り戻せることを心から祈っています。

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