百数十万回も閲覧された経験で分かった、目を引くタイトル作成法

 

何が言いたいかというと、これを自社の発信でも考えておくべきだと思うのです。昨今、いろんな企業からメールが届き、ECサイトへの促しがあります。でもいざ見てみると、「母の日 気持ちを伝えましょう」みたいな記事が出てきたりします。誰が言おうと、どこの企業が言おうが、まったく同じことが言えてしまうタイトルなわけです。これだと、どんな人に見てもらいたいか、どんな人のなりたい姿を実現できるか、不満や不安を解決してくれるかが、さっぱりわかりませんよね。

他にも同じようなタイトルで発信しているところだらけなのに、それで見てもらえると思っているのがもう不思議でなりません。大手の企業でもそうなのです。

個人的には、ここって、接客で言うアプローチみたいなものだと思っています。接客では、「お手にとってご覧ください」とか、「ご試着できますよ」みたいなアプローチは素人同然と捉えられてしまいますよね。ある程度できる販売員なら、そうしたアプローチが質が低いものだとわかっているはずです。だから試行錯誤をしつつ、お客様がつい話を聞きたくなるようなアプローチをしている販売員は大勢います。

なのに、ほとんどの企業やお店が、そのレベルのタイトルでアプローチをかけようとしています。インスタライブなんかを見ても、「今期の新作を紹介します」とか、平気で言っているのです。いやいや、それで足を止めてくれるお客様いないでしょ、知ってるでしょと言いたくなるんです。

すみません、つい熱くなっちゃいましたが、今、発信をされている方は、こうしたことを接客に置き換えてでも良いので、少し考えてもらいたいと思います。発信をする担当ではないという方も、ぜひ考えておくべきことではないでしょうか。

ここの感覚が掴めるということは、つまり、リアルな接客でもアプローチがうまくなるとか、お客様の気を引くことがうまくなるということでもあります。

どんなタイトルで自社の情報を見てもらうか。自分なりで良いので、考えてみてください。

今日の質問です。

  • 自社、自店の情報をお客様がつい見たくなるようにするためには、どんなタイトルをつけますか?
  • そのタイトルを家族や友人に見せてみて、見たくなったかどうか確認してみましょう。

image by: Shutterstock.com

坂本りゅういちこの著者の記事一覧

様々な接客販売業で日本一の売上を獲得した販売員がお伝えする販売力向上の秘訣!
「もっと売れる販売力を身につけたい……」「スタッフへの指導について勉強したい……」など、接客販売力を向上させるために必要な事を毎日無料で配信中。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 販売力向上講座メールマガジン 』

【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

print
いま読まれてます

  • 百数十万回も閲覧された経験で分かった、目を引くタイトル作成法
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け