またも自画自賛の安倍首相「解除会見」で飛び出した事業規模サギ

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5月25日に解除された、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言ですが、同夜に行われた安倍首相の解除会見の内容を疑問視する声が多く上がっています。その中でも看過できない発言を抽出し鋭く切り込んでいるのは、人気ブロガーのきっこさん。きっこさんは『きっこのメルマガ』で今回、首相の発言を事実と照らし合わせ、実態が伴っているとは決して言えない「自画自賛ぶり」を厳しく批判しています。

安倍晋三首相の自画自賛&自己陶酔ワンマンショー

安倍晋三首相は5月25日午後6時から、緊急事態宣言が続いていた東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、北海道の5都道県を解除し、全国的な緊急事態の解除を判断したという記者会見を行ないました。何日も前から執拗に「25日に解除する」と報じられて来ましたので、毎度おなじみ「結論ありき」の原稿棒読み茶番会見が行なわれることは明らかで、あたしはリアルタイムで聞く必要はないと思い、17時55分から文化放送『岩本勉のまいどスポーツ』を聴いていました。すると、放送開始から5分経って18時になる直前に、岩ちゃんのパートナーをつとめる長麻未(ちょう あさみ)アナが、次のように述べたのです。

「今夜のまいどスポーツは岩ちゃんのすべらな~い話ですが、その前に安倍総理の会見の模様をお伝えします」

そして、スタジオに報道局の「ビンさん」こと鈴木敏夫デスクが登場して、安倍首相の会見が始まりました。あたしは仕方なく、そのまま聴いていました。安倍首相の会見は、冒頭で新型コロナの犠牲者への悼み、感染者へのお見舞いを述べた上で、全国の緊急事態宣言の解除を伝えました。そして、次のように続いたのですが、あまりの内容に、あたしは開いた口からエクトプラズムが流れ出て、幽体離脱してしまいそうになりました。

安倍首相 「3月以降、米国では…欧米では、爆発的な感染拡大が発生しました。世界では今なお日々10万人を超える新規の感染者が確認され、2カ月以上にわたりロックダウンなど強制措置が講じられている国もあります。わが国では緊急事態を宣言しても罰則を伴う強制的な外出規制などを実施することはできません。それでもそうした日本ならではのやり方で、わずか1カ月半で今回の流行をほぼ収束させることができました。まさに日本モデルの力を示したと思います」

安倍首相の会見は、プロンプターに映し出された原稿を棒読みしているだけなので、冒頭で「欧米」を「米国」と読み間違え、慌てて言い直したところはご愛敬ですが、あたしが呆れたのは、その後の部分です。「わずか1カ月半で今回の流行をほぼ収束させることができました」って、これマジですか?この言葉を聞いた瞬間、あたしの脳裏には7年前の「汚染水は港湾内で完全にブロックされている」「原発事故は完全にアンダーコントロールしている」がフラッシュバックされました。

その上「まさに日本モデルの力を示したと思います」って、はあ?新型コロナ対策で株を上げた大阪府知事の「大阪モデル」をパクり、その人気に便乗しつつの自画自賛。自分で言っていて恥ずかしくないのでしょうか?そして、安倍首相は次のように続けたのです。

安倍首相 「『日本の感染症への対応は世界において卓越した模範である』。先週金曜日、グテレス国連事務総長は、わが国の取り組みについてこう評価してくださいました。」

今の日本は、感染者だけでなく非感染者も、多くの人たちが苦しんでいます。1日1食で食いつないでいるシングルマザー、解雇されてしまった従業員、仕事がなくなって収入が得られないフリーランス、自分の店が営業できずに困窮している経営者、他にも様々な環境の人たちが苦しんでいます。それなのに、こんな時に、どのような神経をしていたら会見の場で自画自賛などできるのでしょうか?まるで自分の演説に陶酔している独裁者のようです。現場からレポートしていた文化放送の石森則和記者も、次のように伝えました。

森則和記者 「(安倍首相は)日本ならではのやり方で1カ月半で流行をほぼ収束させたと、日本モデルの力を示したと、いわば自画自賛のような言い方をしているわけですよね。日本の感染症への対応は世界において卓越した模範だということも述べております」

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