またも自画自賛の安倍首相「解除会見」で飛び出した事業規模サギ

 

文化放送の中継は10分少々で終わり、『岩本勉のまいどスポーツ』に戻って「岩ちゃんのすべらな~い話」が始まりました。岩ちゃんのプロ野球への熱い思いに、思わずウルウルしてしまった長麻未アナの声を聴いて、あたしもウルウルしてしまいました。でも、後から安倍首相の会見の続きを聞いてみたら、もはや会見というよりも「自画自賛&自己陶酔ワンマンショー」のようで、呆れ果ててしまいました。特にあたしが呆れたのが次の発言です。

安倍首相 「この険しい道のりを、皆さんとともに乗り越えて行く。事業と雇用は何としても守り抜いて行く。その決意のもとに、明後日、2次補正予算を決定いたします。先般の補正予算と合わせ、事業規模は200兆円を超えるものとなります。GDPの4割に上る空前絶後の規模、世界最大の対策によって、この100年に一度の危機から日本経済を守り抜きます」

またまた出ました「事業規模詐欺」、その上「空前絶後の規模」だの「世界最大の対策」だのと大風呂敷を広げまくり、聞いているこちらが赤面してしまうような「ザ・絵に描いた餅」です。前回の1次補正予算でも「108兆円規模」「世界最大」と連呼しましたが、これは「予算」ではなく、あくまでも「事業規模」の話です。民間の融資が60兆円以上、税の減収分まで上乗せした「盛りに盛った金額」で、実際に組まれた予算は5分の1の20兆円ほどでした。これを「真水(まみず)」と呼びますが、今回も「真水」は2割ほど、約20兆円です。

つまり、1次と2次を合わせて約40兆円しか財政支出をしないのに、安倍首相はこの40兆円を盛りに盛って「200兆円超」に上げ底して、「空前絶後」だ「世界最大」だと1人で騒いでいるのです。ちなみに、アメリカの新型コロナに対する追加経済対策は、連邦政府が1.4兆ドルを財政支出し、FRB(米連邦準備理事会)などが追加支援をして2兆ドルまで積み増しました。日本円にして約220兆円、これはすべて「真水」です。

…そんなわけで、今回の安倍首相の会見は、これまでに輪を掛けて酷かったわけですが、後半の記者との質疑応答も酷いものでした。答えたくない質問には、関係ない話をダラダラと続けて答えない。国会の答弁と同じでした。(『きっこのメルマガ』2020年5月27日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください)

image by: 首相官邸

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