バイデンは「あおらない」
【東京】は4面に民主党の大統領候補となることが確実なバイデン氏のこの間の動きについて。見出しから。
(4面)
米黒人暴行死 デモ拡大
大統領批判のバイデン氏
「憎しみの炎 あおらない」
米ペンシルベニア州で国民向けに演説したバイデン前副大統領は、団結と差別の解消を訴えたという。トランプ氏が分断をあおり立てていると非難。「私は憎しみの炎をあおらない」とした。死亡する直前にフロイドさんが発した「息ができない」との呻き声に触れ、「この国では黒人らに新型コロナウイルスの死や失業が集中している。何百万人が人生で「息ができない」と言っている」と。
さらに、トランプ氏がデモ参加者を催涙ガスなどで排除した後、教会前で聖書を掲げて記念撮影したことを「人々の願いより支持基盤の欲求に関心がある」「国を憤りと恐れに満ちた戦場に変えた。分断が自らを利すると考えている」と非難。自分が大統領就任した後には、警察改革と医療保険拡大などに努めるとも。
●uttiiの眼
さすがに選挙が近づいてきて、コメントの内容が的を射たものになってきていると思う。ただ、トランプ氏が「分断が自らを利すると考えている」のはその通りだとしても、その作戦が功を奏してきたことも確かで、バイデン氏がトランプ氏を破るだけの力を本選で発揮できる人なのか、先が読めない気がする。
この記事の末尾には現状での支持率について触れていて、ロイターなどの世論調査の結果が紹介されている。抗議デモへの共感は64%。トランプ氏の対応への不支持は56%。支持は33%。支持は共和党員でも67%だったという。さらに、トランプ氏の支持率は37%。バイデン氏は47%で、今のところ、10ポイントの差がついている。
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