ITが苦手な親でもできる。子の論理的思考力を伸ばす「5つの質問」

 

何をすればいいのか?

仕事のスタイル変化に伴い、働く人に求められるスキルも変わります。技術職は、学歴や年齢よりもスキルで評価されるため、プログラミングは必須条件になるでしょう。プログラミングを習う=プログラマーを育てることではありません。プログラミングは、パソコンに命令を出し、上手くいかなければ上手くいくまで試行錯誤を繰り返し、命令を届け、課題を解決することです。

必要なのは「プログラミング的思考力」=「論理的思考力」をつけることです。というのも…

  1. 社会がデジタル化していること
  2. グローバル化が進み、世界中の様々な人と関わる機会が増えること
  3. どんな仕事を選んでも、情報技術とは切り離せないこと
  4. 情報格差が広がり、増える社会課題に対応する力が求められること
  5. 新しい価値を生み出す力が求められること

つまり、物事を順序立てて考え、実行に移す力、失敗しても試行錯誤を繰り返し、成し遂げる力を持つことです。まさにコンピュータのプラグラミングそのものです。

家庭教育アドバイス…「論理的思考力をつけるには」

親として子供にできることの一つは、論理的思考力をつけるためのトレーニングです。そのために、子供に何かを説明させる機会を作りましょう。例えば、学校での出来事、今ハマっていることなどです。

その際、次の5つの質問をします。この積み重ねが論理的思考の基礎を作ります。普段の会話の中にこの質問を意識して取り入れましょう。

  1. 「つまり、どういうこと?」
     →内容を要約する練習になる
  2. 「たとえば、どういうこと?」
     →抽象的なものを具体的にする練習になる
  3. 「ほかには?」
     →1つのテーマを展開する練習になる
  4. 「どうして?」
     →根拠、背景を考えさせる練習になる
  5. 「じゃあどうすればいい?」
     →方法を考える練習になる

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image by: shutterstock.com

家庭教育アドバイザー 柳川由紀この著者の記事一覧

家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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