悩めるママの救世主?料金無料「試食バー」の気になるシステムは

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規模の大小に関わらず、「いかにして自社の商品やサービスを知ってもらうか」は企業にとって大きな命題のひとつ。各社ともその達成のためさまざまな施策を打っていますが、より効果が期待できる方法はないものでしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では著者で繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、あるユニークな試みを紹介しています。

とにかく知ってもらうこと

アメリカ・カリフォルニアに、幼児用食品の「試食バー」があります。健康食やオーガニック食品の試食販売をしています。

幼児食に気を遣う母親は多くいますが、苦労して作っても、食べてくれないこともあり、悩んでいます。

この試食バーには、赤ちゃんが座れる椅子とカウンターがあり、その前に、幼児食が並んだガラスのショーケースがあります。母親は、その中から子どもに試食させ、喜んで食べたものを購入するようになっています。

試食は、すべて無料です。これなら、買ったものを無駄にすることもなく、子どもに合った幼児食を手に入れることができます。

日本にもこれと同じような試食のお店がありました。現在は役割を終えて閉店しましたが、おかき屋さんです。

店内は、カフェのような雰囲気で、テーブルと椅子が置かれています。カウンターには、ビンに入れられた煎餅・おかきが並び、お客さまはセルフで、好きなだけ取って、その場で食べることができます。お茶のサービスもあり、たくさんの人がくつろいでいます。

もちろん、無料です。試食した中から、気に入ったものがあれば、販売コーナーで購入して帰るのです。

もし、ごく普通のおかき屋さんに入り、1つの商品を買い、それが美味しくなかったら、「あのお店はダメ」となり、二度と来店しません。しかし、いろんな味を試せば、中には自分に合うものもあるはずです。すると、リピーターになっていただけます。

“とにかく知ってもらうこと”。そこが肝心です。

image by: Luciano Mortula – LGM / Shutterstock.com

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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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