高知小2水難事故に「事件性」示す新事実。捜査を妨害する者の正体とは

 

かさぶた問題

当初、私は何度もご遺族から優空君の額から頭にかけて「かさぶた」があったという話を聞いた。記録用に取っていた録音データを改めて聞いても、そのように言っていたのだ。

しかし、当時の私は、かさぶたができるまでは相当な時間がかかろう、一方で方言として痣などを「かさぶた」というのもかもしれない、確証とは自信が持てないと思って、書かなかった。

しかし、遺体を見た他のご遺族からも同様の証言書をもらい、改めて質問を繰り返し、確かに優空君の額から頭にかけて「かさぶた」があり、これを、検視では魚が食べたのだろうと口頭説明したことを確認したのである。

しかし、この点を医師らに確認したところ、 かさぶた傷と魚がつまんだ跡は全く形状が異なり、かさぶたは少なくとも生前受けた傷ということになるのだという。

つまり、優空君は生前、額から頭にかけて、「大人の掌」程度の大きさの傷を受けていたことを意味することになろう。

これについては、そもそもないと言われていた遺体の写真を警察が撮っていたという文書が見つかったことから、ご遺族による開示請求がこれから行われることになろう。

警察は何らかの理由をつけて開示に応じないことも予測できるが、正当な判断を促すためにも、この開示には応じてもらいところだ。

関係者はあと3か月もすれば忘れるから騒ぐなと言ったという

地元民の中には中立の人、支援する人、批判する人がいる。しかし、支援する人の多くは表立ってその真意を表明することは難しいのだ。

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これは優空くんの父である岡林宏樹さんのTwitterをフォローした学生が、いわゆる教職員と言える人物から送られたものだ。

これを送られた時期、この学生は受験期であり、進学についても不利になるのではないかと不安で泣いてしまったという。

一方で、ご遺族のTwitterには、高知県警本部長の娘を名乗る人物から、このような内容のメールも届いている。

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つまり、妨害勢力は極めて激しく動き、アグレッシブかつ大胆に、妨害活動を繰り広げているのだ。

そして、彼らは「警察は何回どのような内容でご遺族と話をしている」ということを具体的に示したり、「学校の授業でこのような授業を受けていた」ということも示してくる。

こういう事故がありましたとだけ示されたWikipediaの記事も「暴走支援者は憶測で発言すべきではない」というわけのわからぬ理由で削除されている(Wikipediaの記事は簡単に消せる)。

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さらに、この削除されたことを拡散して、まるで消されることに正当性があるようにしている輩もいるのだ。

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もともと、当事者であっても知り得ないことを、妨害側が示してくることもあり、それは教育行政や警察から情報が漏洩していることも意味するのだ。

そして、市教委の姿勢、警察の捜査ミスは専門家の所見から読み取ることができる。また、市議会についても、ご遺族が要望した「下田川についての管理や警告看板」も全く動きがない。

しかし、警告看板については隣の市の市議が中心となって動いてわずか1か月ほどで、設置する方針が固まったという。

該当する市も市議会も本件には消極的だと言わざるを得ないであろう。

また、本件について、高知県議が私やご遺族を指して、「陰謀論者」と糾弾したという件も起きている。これについては、内々に謝罪があったと聞いているが、地元と日本では全く違う情報が流れているということが背景にあろう。

遺体発見現場の堤防で釣りをする人

遺体発見現場の堤防で釣りをする人

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