好感度が上がるオンラインコミュニケーション
・カメラの角度
ノートパソコンの場合、下からのアングルになりがちですが、印象が良くありません。また、目線が下がり二十顎になりがちなので、目線が画面とまっすぐになるように調整するためにノートPC専用の台にのせて目線を上げましょう。姿勢も良くなります。
・画面に映る自分の姿の位置
画面に映る自分の姿が左右にずれるほど太く見えるので、自分の顔が画面の中央に来るように意識するようにしましょう。また、画面に映すのは上半身で、表情が鮮明にわかる距離に自分の姿が映るように意識しましょう。
・カメラ目線
目を上下左右に動かすと落ち着かない印象を与えますし、白目を見せることは相手に不信感を持たせることにもつながります。自分が話す時には、しっかりとカメラを観て話をするようにしましょう。
・音声
イヤフォンマイクを準備し、相手の話している声も自分が話している声もはっきりと聞き取れるようにしましょう。ミュートを外している時に参加者以外の話し声や音楽、BGMなど家族の生活音が入らないように配慮。生活感を感じさせないことが大切です。
・明るい表情
画面越しだとつい表情が乏しくなりがち…ですが、画面越しでも無表情NGです。明るい表情を心がける時のポイントは口角を上げること。さらに、表情を明るくするためには目が笑っていることで明るい表情になります。
・丁寧に話す
できるだけ「ゆっくり」「はっきり」話すと相手に話している内容が伝わります。特に語尾をはっきりと話すようにしましょう。語尾が聞き取れないと話した内容が変わってきてしまうことがあります。また、語尾が消えると自信がなさそうに見えてしまうので要注意です。
・間の取り方
対面で話す時でもオンラインで話す時も間の取り方は大切です。特にオンラインの時は対面で話す時より3秒くらい間を取ると会話がスムーズにいくように感じています。また、上手に間を取った話し方は落ち着いた雰囲気を醸し出します。
・うなずきで伝える
オンラインの場合、誰かが話している時は相づちは声には出さず、聞いていることや理解したこと、賛同したことをうなずきで伝えるようにしましょう。そうすることで、話し手の邪魔をすることがありません。うなずきは大きいほうが相手に伝わります。
・リアクションを大きくする
オンラインの場合は対面の時のようにお互い相手の機微を感じ取ることが難しいので、リアクションを大きくしましょう。手を動かす時は脇を軽くしめて胸から下の位置で手を動かすと落ち着いた印象になります。手を高く振り上げると逆の印象や幼稚さを感じさせます。
・簡潔な発言を心掛ける
オンライン会議やミーティングの場合は一人で話し続けるセミナーやプレゼンと違い、限られた時間内に他者の人の発言も聞かなくてはいけません。自分が伝えたいことを簡潔に発言することでオンライン会議やミーティングがスムーズに進むように心掛けましょう。
・人が話している時は聞く
誰かが発言している時は聞き手にまわりましょう。人の発言に自分の発言をかぶせると話している内容が伝わらないだけでなく、聞き取れません。自分が発言したい場合は、手をあげるなどのルールを作っておくといいかもしれません。
・別れ際
対面でもオンラインでも別れ際はとても大切。オンライン会議やミーティングの相手との関係性にもよりますが、目上の人や取引会社さんの場合はお辞儀をしたり、もう少しフランクな関係性なら手を振ってお別れするのもありだと思います。
・退出
退出に関しては、マナーとして上司やクライアントより先に退室するのは失礼とする話もあるようですが、相手を敬う気持ちを伝えるためには対面している時と同じようなマナーを適応することで好感度が上がると思います。
また、個人的にはひとりひとりがパラパラと退出していくより、そもそも主催者であるホストが全員に対してミーティングを終了すれば、上記の問題は起きないと思います。
オンラインの時でも対面の時でもミーティングや会議の事前準備として身だしなみを整え、人から見られている意識を持つことは大切なことです。
また、オンライン上でもより良い関係性を築くためにも相手がどんな印象を持つかということを意識することも大切です。
今回は「オンラインでのコミュニケーション」のについて書かせていただきました。オンラインのミーティングや会議をする時の参考にしていただけたら嬉しいです。
続きは次号で…。(メルマガ『銀座ママ日高利美のメールマガジン「銀座の教え」』より)
image by: Shutterstock.com