江戸時代からの常識!?「お客様のLINE」を知らないお店が潰れるワケ

 

江戸時代からの常識。火事で何よりも先に持って逃げたモノ

あなたのお店にとっても、これは他人事ではありません。この重要な武器となる顧客データをしっかりと集めて活用しているでしょうか。

実は、この顧客データの重要性は、今に始まったことではありません。「大福帳」をご存知でしょう。江戸時代の商家が作っていた顧客データです。大きな福をもたらすということで「大福」とつけられたとのこと。「大宝恵(おぼえ)帳」や「日加栄(ひかえ)帳」とも言われたそうです。お客様ごとの販売商品の価格や数量などの取引が記載されています。火事の際には何よりも先に大福帳を持って逃げる、というほど大切なものです。大福帳がなければ、お店がつぶれてしまいます。

現代では、顧客データがなくてもつぶれることはありません。しかし、顧客データがあれば、商売を伸ばすことが出来るのです。インターネットのなかった時代の小さなお店ならば、店主や販売員の頭の中にある顧客データだけでも大丈夫だったかもしれません。今はもう違います。必要なデータはデジタルなものが中心です。それらは、店主や販売員の頭の中には納まりません。ですから、しっかりと顧客データを管理しておかないといけないのです。

そして、そのデータを使って、お客様に情報を流したり、コミュニケーションをとることでお店のファンが増えます。これがマーケティングです。中には、こうした作業を面倒だと言ってやらないお店もあります。また、顧客管理ソフトを入れているのに、全く活用していないお店もあります。それではいけません。顧客データは「大福帳」なのですから。

あなたのお店も顧客データを集め、そのデータを活かすことで大きな福を手にしましょう。

■今日のツボ■

・顧客データの重要性が分からないと、データが集まらない
・顧客データを集めることを仕事にすると、集められる
・顧客データは江戸時代の大福帳というべき存在である

image by: Jakkapan maneetorn / Shutterstock.com

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ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
スポーツ用品業界在籍33年の経営コンサルタントが、スポーツショップの業績向上法について熱く語ります。スポーツショップのために書かれた、日本初のメルマガです。ここには、あなたのお店がかかえている問題を解決するヒントがいっぱいです。

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【著者】 梅本泰則 【発行周期】 週刊

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