「親中」以外にもある二階氏の闇。地元和歌山の巨額公共事業費を暴く

 

莫大な公共事業は和歌山県民のためになっていない

しかも、この巨額の公共事業費は和歌山県自体にも決して良い影響をもたらしたものではなかったのです。というのも都道府県の人口減少ランキングにおいて和歌山県は、この10年間、ワースト6位に位置しているのです。つまり東京を超えるような巨額の公共事業を受注していながら、人口の流出が止まらないのです。

和歌山県の人口は、2020年4月1日現在、91万7252(男43万1410、女48万5842)人です。和歌山県の人口は、24年連続で減少しています。二階氏が国会議員として頭角を現し始めてからずっと人口が減少しているのです。2020年の出生数は過去最低の5848人でした。1967年の調査開始以来、出生数は5年連続で過去最少を更新しています。

二階氏が自民党の重鎮となり、和歌山に巨額の予算をつけるようになったのとほぼ同時期に、出生減の記録更新を続けているのです。この1年間で1万556人も減少しており過去最も多い数値です。和歌山県は県全体がいずれ消滅してしまう「限界集落」になりつつあるのです。

これは当然と言えば、当然の結果でもあります。というのも和歌山県は、巨額の公共事業を受注する一方で、生活インフラは途上国並みなのです。

和歌山県の下水普及率は、なんと30%以下であり、徳島県に次いで全国ワースト2位。東南アジアでも下水の普及率は50%近くあるのです。和歌山県の生活インフラは、東南アジアよりも低く、アフリカ並みだと言えます。

和歌山県に投じられた巨額の公共事業費は、一部の事業者だけが潤うものであり、県民全体に利益にはまったくなっていません。今の和歌山県の姿が日本の将来を暗示しているように見えるのは筆者だけでしょ
うか?

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