日本以外の国では新型コロナウイルスに対してどのような策を講じ、国民たちはどのような感情を抱いているのでしょうか? 無料メルマガ『海外投資とネットビジネスで海外移住、ハッピーライフ 』の著者でタイ在住のショーさんがタイ・バンコクのコロナ禍の暮らしを紹介し、日本との違いを語っています。
最近感じる、日本の息苦しさ
5月以降、市中感染がほどんど無い(報道によると)バンコクに居ますと、日本はいつまで経っても一進一退を繰り返していて、大変だなあ、と思うばかりです。
そんな中で考えさせられたのが、航空会社ピーチで起きたマスク着用許否客の強制降機の件、です。ホリエモンこと堀江貴文さんがこの件に噛み付いたり、各方面で炎上しましたが、タイで暮らしている僕からしますと、なんで、もめ事になるのか、意味判らないというのが正直な気持ち、です。
自粛“要請”など存在しないタイ
こちらバンコクでは、コロナ騒動以降、従来、マスクをする姿をほとんど見る事がなかった欧米系の人も、みな、マスクをするようになりました。別に、必要性を感じているのかどうかはわかりませんが、理由は単純で、マスクをしていないとセブンイレブンにも、レストランにも、銀行にも、どこにも立ち入ることが出来ないから、です。ちゃんと国が定めていて、従わないなら、すぐに警察が来ます。面倒な事になるので、みんな、従う、それだけの事なのです。
そもそも、自粛を要請する、といった用語自体ありません。というか、日本以外、ないでしょう。お願いされたら、”そのお願いを聞いてやるから、メリットよこせ”というのが、日本人以外の多くの人の発想です。
日本は、このあたり、従来の、協力してもらう、理解してもらう、という文化というか慣習に限界が来ているように強く感じています。フェイスブックなどSNSを見ても、“オレはマスクしない主義だから、満員電車にマスク無しで乗るけど、嫌がる周囲を見ると気持いい”みたいな、倒錯した人まで出る始末です。国が成長せず、閉塞感が出てくると、こういう人が沢山でて来るものです。