新型コロナの影響でまだまだ景気の先行きが見えない今、家計の節約を心掛けているという方も多いのではないでしょうか。そんな節約のポイントとして、「まずは身の回りのものを使い切れているか否かを見直すこと」を挙げるのは、無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』著者の真井花さん。真井さんは今回、節約のつもりで安いものを大量に買いすぎることが、結果的に無駄につながるという事実を解説しています。
使い切れていない
さて、本日は使い切れていないモノのお話。
秋ですねえ♪秋には美味しいものが多くて、ついいろいろ買ってしまいます。で、ちょっと食費を見てみると、すごいことになっていたりするんですよね。
家計の中でも大きなウェイトを占めている食費。固定費以外では一番節約できそうに思えて、ここを節約しようとする方も多いでしょう。
あ、ちなみに、節約するなら固定費ですよ。王道です。ところが、みんな王道より違う道を選びたがるモンなのが難しいところ。なので、節約しようとして食費から削ったりすることになるんです。
しかーし!食費の節約が王道にならないのにはワケがある。そう、ありていにいえば、節約の効果があんまり出ないからでしょう。
食費を節約すると言うと
- 安売り品をまとめ買い
しますよね。これのやり方に無理があるんですよね。いや、ほら、要するに
- 使い切れない
から。安売り品を買うのは悪くない。それが大量なのも悪くないです。ですが、それは
- ソコソコ
である必要があるでしょう。使い切れなきゃ、ただの無駄遣いになっちゃいますからね。なので、ここでいうソコソコとはおそらく家族の人数の
- 2食分の分量
が限界でしょう。ジャガイモもお肉も、一回あたりに使う分量がありますよね。家族の人数によって違うはずですが、だいたいの目安があるはずです。メニューが違っても、この目安は極端には違いません。買い物後にすぐに1回目分を使ったとして、あともう1回分。1食の中で生姜焼き500グラムを使う家庭なら、これを2回作れる分量、つまり1キロが限界ということです。他の食材もそこそこ買うこと、毎日同じ料理を作るわけではないことを考えると、食材が傷まないうちに食べ終わる分量はこのくらいなのではないかと思うわけです。
もちろん、もっと大量に買って、
- 小分けして冷凍保存
するなら話も別かもしれません。それは、各家庭のやり方に依るでしょうがそれでも例の
- いつ冷凍したんだか分からない…(T-T)
状態は避けましょう。そのためにはやはりあまり大量に買い込まない方がいいのではないでしょうか。
で。気がついた方もいらっしゃると思います。この安いものを大量に買いすぎないっていうポイントは、
- すべての買い物に妥当する
んです。悩んだりするほど片付けが難しくなるのは、ひとえにモノが多すぎて使い切れないからです。
- 洋服も
- ペンも
- おもちゃも
- 靴も
- 食器も
すべて使い切れていないのです。おカネを節約するために、安いモノを大量に買わないようにするのは当然です。ですが、その前にすることは
- 身の回りのモノを使い切れているか?
どうか見直してみることなのではないでしょうか。
食費も被服費も。安いモノを買おうとするのではなく、使い切れる量を揃えるよう見直してみて。多分セールや特売を狙わなきゃならないほど不足しているわけではないと思いますよ。
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