我が子の「なりたい」を現実に。天才児の親が心がける3つのポイント

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子どもにはなりたいものになってほしい。夢を持ちその夢に向かって努力してほしい。多くの親が願うことですが、そういう子に育つかどうかは親がどうサポートするかにかかっているようです。メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』著者の柳川由紀さんが、親が心がけたい「3つのコツ」を伝えます。

天才は勘違いから始まる?

Question

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子どもの将来を左右するのは、遺伝子ももちろんですが、環境が大きく関わっていると思います。野球選手にさせたいなら幼い頃から野球をさせるなどです。我が家は親がさせたいものではなく、子どもがなりたいものになってほしいのですが、今、子どもがなりたいものはありません。夢を持たせることや、なりたいものになるために親ができる環境作りを教えて下さい。(2歳男児のお母さまより)

柳川さんからの回答

子どもがなりたいものになるためのサポートをしたい、というのは親として最高のアシストだと思います。今なりたいものがないならば「何にでもなれる」可能性があるということ。将来が楽しみですね。親として心がけたい3つのコツをお伝えします。

1.「できる人」として扱う

オリンピック選手は、親もオリンピック選手やアスリートの場合が多いです。子どもの頃から、親の姿を見て育ち、自分もできるかもしれないと「勘違い」して周囲からも「できる人」として扱われると、やがて本当に「できる人」になるわけです。だからこそまずは「あなたはできる人なんだよ」と子どもに「勘違い」させることから始めましょう。

何かできないことや失敗することがあっても周囲が「あなたはできるよ」と、見守ることで、最初は「勘違い」でも、実際にできるまで続けることで「自分はできる(自己効力感)」という自信を作ります。間違っても「自分はできない人間」という勘違いをさせないように気をつけましょう。

2.親のするようにする

子どもは「親が言うこと」をするのではなく、「親がすること」をするようになります。つまり、親が夢を持って未来に向かう姿を見せることが一番の教育です。親が楽しそうに何かをしている姿を見ると、子どももやる気が出てきて「自分もできるかも」と思えるのです。

だからといって大それた夢を持つことはありません。「自分が成長できることを目標に」すれば良いのです。子どもは親のそうした頑張る姿をモデルに自分も同じように行動します。

3.忘れがちな言葉掛け

当たり前のことは忘れてしまいがちです。親としての思いを子どもに伝えていますか?「大好きよ」「あなたはできる人間よ」「ママは、あなたを天才に生んだから」「パパとママがついているからね」「ありがとう」「嬉しいなー」笑顔で子どもに言ってみて下さい。子どもの顔がぱぁーっと明るくなります。こうした子どもへの「認める言葉」は、子どもの中で「自分への自信」に変化します。

家庭教育アドバイス…「今日を充実させる」

「未来」に目を向けるなら、まずは「今日」を充実させましょう。また過去を振り返って「あのときは良かった」と言うのは「現実逃避」です。今生きている意味が無くなってしまいます。将来を充実させたいと思うなら、「今」をしっかりと充実させることが大切です。

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家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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