人は誰しも成功を追い求めるものですが、そのためには「あること」を意識する必要があるようです。今回の無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では著者で現役精神科医のゆうきゆうさんが、「超一流の成功者になる方法」をレクチャーしています。
タダで愛される方法!?ギバー・マッチャー・テイカー
こんにちは。ゆうきゆうです。
今回は、「成功者」に関する心理学調査についてお話していきますね。
三つのタイプ
人間は次の三つのタイプに分かれると言われています。
- ギバー(Giver)
人に奉仕したり、喜んでもらえることを幸せだと思う人
行動例:寄付をする。困っている人を助ける - テイカー(Taker)
相手から奪うことばかりして「自分さえ得すればいい」と考えている人
行動例:もっとお金をよこせと言う。モノを盗む - マッチャー(Matcher)
ギバーとテイカー、どちらの面も持っている人
そして、これらの3種のうちどのタイプの人が最も成功しているのか、という調査が行われました。すると、ホームレスや低収入といった、「人生がうまくいってない」とされる人には、「ギバー」が多いことがわかりました。人に与えてばかり、奪われてばかりだったため、成功には程遠い生活となってしまったのでしょう。
一方、大富豪であったりみんなに愛されて成功している人達は、どのタイプだったでしょうか。
テイカーあたりかと思われるかもしれません。しかし、実は超成功している人たちも「ギバー」だったのです。
超一流の人もギバーで、一番下の人もギバーだった。同じギバーなのに、なぜこんなにも大きな違いが出たのでしょうか。
成功者の「ギバー」とは
まず「人生がうまくいってない」ギバーたちは、ギブ=人に与える量が少なかったのです。中途半端に人に与えて、その結果様々奪われてしまい、生活に困窮してしまいました。
では「超一流の成功者」のギバーたちはどうしていたのかというと、次から次へと新たなものをギブ=与えていたことがわかりました。新しい価値を作り出したり、多くの人々にプレゼントを配ったり、言葉等で相手を喜ばせてあげたりと、「ギブ」することが日常的な行動になっていたのです。
しかしここで「そうは言っても、人に与えてばかり・奪われるばかりでは成功しないのでは?」と不思議に思う方も少なくないでしょう。確かに一見「奪う」テイカーたちの方が得をしているように思われます。
ただ、ここでご注意いただきたいのが、「テイカーは愛されない」ということです。自分のことばかり考えて「もっとよこせ!」といっているのですから、人が離れていくのは必然でしょう。そして結局、テイカーの人たちも仕事や生活で苦しむようになっていくのです。
でも、ギバーの人たちは違いますね。一緒にいると幸せを感じるため、多くの人がギバーを愛し「この人に喜んでほしい」とお返しをしていくのです。するとギバーも「じゃあ自分ももっともっと皆を喜ばせよう!」と行動します。
そして好循環が生まれていきます。これが、ギバーの人たちが成功する仕組みなのです。シンプルですが、とても深いお話です。