チラシとイベント
新聞に折り込んだり、DMで送るチラシではありません。費用をかけないために店内で配るチラシです。この場合、商品案内のチラシも悪くありませんが、お客様に役立つ情報をチラシにすると良いでしょう。
例えば、「商品の使い方」「商品が出来上がるまで」「商品の違い」「上手な保存法」「修理テクニック」「選ばれる理由」といったことです。
また、来店回数を増やすために、いくつかの販売促進法があります。お買い上いただいたお客さまに「サンキューカード」を渡すのも一つです。来店いただいたお客様に、再来店時に使える「金券」を渡すという方法もあります。スタッフの皆さんでアイデアを出し合えば、お金をかけないで来店を促す方法が見つかるでしょう。
さて、販売促進と言えば、店頭での「イベント」です。あなたのお店でも、「ブランドキャンペーン」や「体験販売」などいくつかのイベントを行っています。これらのイベントは準備や実施に大変なことが多いです。そこで、簡単にできるイベントを一つご紹介します。それは「○○の日」イベントです。日本では、ほぼ毎日が何かの日に設定されています。その中には、ひと月に一つはお店で使える「○○の日」が見つけられるはずです。例えば、
- 健康の日(1月7日)
- プロ野球の日(2月5日)
- 靴の記念日(3月15日)
- トレーニングの日(4月1日)
- 女子マラソンの日(4月16日)
- チャンピオンの日(5月19日)
といったように。調べれば、毎月スポーツにちなんだ「何かの日」があります。ですから、この日を利用して「○○の日」イベントを企画されてはいかがでしょう。例えば、「○○の日」には、その日に関係する商品を入り口付近にディスプレイします。そして、関係する商品を買っていただいた方には何かをプレゼントするといったことです。その日限定の割引商品があってもいいかもしれません。店内には「○○の日」と書いた大きなPOPを掲げて、イベントらしさも演出します。さらに、広告宣伝のために、お客様に予定が分かる年間「○○の日」実施日を貼りだしていくと良いです。仮に毎月行っても、年間12日ですみます。これなら、費用をかけなくても簡単にできるでしょう。
いかがでしょうか。お金をかけずに出来る広告宣伝と販売促進。多少手間はかかりますが、売上や来店を増やすためには必要なことです。さらにいえば、店頭での広告宣伝・販売促進内容はお店のウエブサイトでも投稿することができます。そうすれば、お客様はお店とネットを行ったり来たりするでしょう。
ということで、コロナ禍でもできる広告宣伝と販売促進を紹介しました。お店の基本に戻って実行することですね。
■今日のツボ■
- お金をかけないでも広告宣伝や販売促進は出来る
- プライスカードの手直しとPOPで効果を出す
- 「○○の日」イベントは、良い広告宣伝・販売促進になる
image by: Terence Toh Chin Eng / Shutterstock.com