「ジョージアでも不正が行われたに違いない」とトランプ支持者はいきり立った。
中でもQアノンの中心的メンバーでアリゾナ州からやってきたトランプの熱烈な信奉者ジェイク・アンジェリは真っ先に議会に侵入し、派手なパフォーマンスを繰り広げた。
失業中の元俳優のジェイクは得意のアジテーション演説でデモに参加したトランプ支持者を焚き付け、議会内で暴れまくった。
そのため、議会は中断を余儀なくされることに。
下院議長を務めるペローシ議員の執務室にはデモ隊が押し入り、議長の椅子にふんぞり返る有様だった。
更には警備員の警告を無視した女性のデモ参加者が射殺されるという事件も起きた。
これでは選挙や民主主義など絵に描いた餅のようなものでしかない。
死者がでたことには、さすがのトランプ大統領もまずいと思ったのか、即座に「皆を愛している。気持ちはよく分かった。今日はもう家に帰ってくれ」とツイート。
こうした破壊的な行為を扇動したトランプ大統領に対しては共和党の議員からも反発が出始め、結局、バイデン次期大統領への支持を増やすことになった。
ぶっちゃけ、自分の発言や行動がどのような結果をもたらすのか想像すらできないのが「トランプ・ファースト」大統領のようだ。
恐らく、来る1月20日の新大統領の就任式に向け、破れかぶれのトランプ大統領はバイデン次期大統領の顔に泥を塗る仕掛けを仕込んでいるに違いない。
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