部下への指示。明確な指示を出してこそ高い結果を出せる
「仕事の売り上げをあげたい」と思った時、部下に「今日の売り上げを上げて」といったところで急には上がりませんよね。
そうではなくて「売り上げを上げるために、100件の会社にアポを取って」と指示を出す。もし、仕事を頼んだ部下が、アポ取りが得意じゃなければ「まずは、今の声の2倍の声を出して、明るく挨拶をして」と、なにをどうするのかを具体的に教えてあげる。そこまでやれば「結果報告をよろしく」といって仕事をふることができる。
自分の手元にはボールがないけれど、部下が自分の仕事をやってくれるのでトータルの仕事量は変わりません。そして結果をちゃんと報告してもらう。これが管理の仕事です。
部下の仕事能力を引き上げる行動科学マネジメント
これは行動科学マネジメントといいます。上司の指示が抽象的だと、部下の行動も中途半端になってしまいます。その結果、勘と経験と度胸に基づいた仕事になってしまう。昭和時代、それで突っ走ってきた上司世代の人たちはそれでいいでしょうが、平成、令和を生きる人たちはそれでは伝わらないですよね。
最近、新卒の部下が聞いてくる質問の1つが「ちゃんと教えてくれますか?」というものがあります。教えてくれることが前提。同時に、ちゃんと教えさせすれば、仕事ができるようになり、人間関係が良くなれば離職が減り、結果的に組織がよくなると思います。
昔は「いやだなと」思っても、また人づてにいかなければいけないというのがあり、転職が大変だったんですよね。でも、今は転職エージェントもいるし、仕事もネットで探せるし、昔と比べてかなり簡単に転職できますよね。今は我慢をする理由がありません。
これを読んでいる人で上司の立場の人は、部下に我慢させることを前提にした仕事のマネジメントはやめたほうがいいですね。
話をまとめると、行動マネジメントで明確で具体的な行動指示をして、その結果、報告をしてもらうことが大切です。(続きはメルマガ『毎月1000人集客するプロ講演家が教えるコミュニティづくりの秘訣』にご登録の上、お楽しみください)
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