仕事がデキる優秀な人々が「昼から遊ぶ」ために日頃心がけていること

 

部下に任せられる仕事は積極的に依頼する

「考えて仕事をするようになった」ということの1つが、前々回の『「仕事の棚卸」は定期的に。不要な業務の減らし方』(71号)で書いた仕事の断捨離です。やらなくていいことはやめて、やらなければいけないことに集中する。この「やらなければいけない仕事」は、「自分がやらなければいけないこと」と、「人にやってもらってもいいこと」に分けられます。

「これは自分がやらないといけないな」と思う仕事は、当然ながら自分がやります。ただ、部下(他人)にお願いできるものは依頼する。

以前、お話したかと思いますが、かつての僕は仕事を全部囲い込みたいタイプだったんです。部下に仕事をふると、もしかしたら自分のポジションが取られるのではないかと思っていたからです。しかし、副業をやるためには時間の確保が必要。そこで「部下に依頼できる仕事は積極的に任せる」ようになったのです。

「自分にしかできない仕事」「部下に任せられること」仕事の優先度は?

さきほど「やらなければいけない仕事」というのは、2つにわかれるといいました。「自分にしかできない仕事」と「部下に任せられること」の2つです。もし、この「2つのやらなければいけない仕事」があったら、あなたはどちらから先に手を付けますか?

多くの人が「自分にしかできない仕事」を優先するでしょう。逆です。「自分にしかできないこと」というのは、放っておいても必ずやります。問題は、「部下に任せる仕事」です。

どういうことかとうと、「やらなければいけない仕事×部下に任せる仕事」というのは、進めなければいけないから監督責任があるわけです。

よく自分の手元に指示を出すべき仕事があることを「ボールを持つ」といいます。自分が指示を出さずに自分だけ動き出してしまうと、ほかの人は動きません。そうすると、ほかの人のリソースが眠ったままになり、物事が進まなくなります。

部下にふれる仕事はガンガン人にふる。そのうえで大事なことは仕事のクオリティを下げないこと。部下に仕事をふるということは、必ずしも自分と同じクオリティで仕事ができるとは限りませんよね。むしろ、自分が求めているものよりも低いものが上がってくる可能性のほうが高いです。そうならないために、クオリティを落とさないためにやるべきことは、明確で具体的な指示を出すこと。

 

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