「関ジャニ∞」仲は良いが目指す方向はバラバラ
関ジャニ∞のメンバーたちはとても仲が良い。それはグループ結成当初から現在に至るまで変わらない。ジャニーズには多くのグループが所属しているが、その中でもピカイチの仲の良さを誇っている。
「東のタッキー、西のすばる」と言われた渋谷すばる(39)を中心に2002年に結成された関ジャニ∞。渋谷、横山裕(39)、村上信五(39)の年上3人が“お兄ちゃん”のような存在としてグループを盛り上げ、年下メンバーたちが慕っていた。
芸能事情に詳しい週刊誌の記者は次のように語る。
「彼らはカメラが回っていないロケバスの中でも、ゲラゲラ笑いながらしゃべっていますからね。そんなグループはなかなかいません。仲が良いと言われていた嵐でもそんなことはしないです。しかも、誰かと誰かではないです。全員でしゃべってますよ」
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グループ活動をしていれば次第に会話はなくなってくるものだが、関ジャニ∞はそうではない。しかし、仲は良くても、目指している方向性はバラバラなのだ。
「大倉さんは俳優、村上さんは司会業、横山さんと丸山さんはタレント業を主軸としています。安田さんは2017年に髄膜腫を患って受けた手術の後遺症に今も悩まされています。そうした個々の状況から、それそれが向いている方向は必ずしも同じではありません。彼らにとって、グループ活動を続けていく上でそれがネックとなっています」(前出・芸能記者)
若い頃は良かったかもしれないが、彼らも全員がアラフォーとなった。これから先の将来を見据えて行動していかなければならない。40歳を過ぎても、アイドルとしてのグループ活動に主軸を置いておくわけにはいかないのだ。
これはグループ活動を休止した嵐も同じ。それぞれ個々の進むべき道が明確化され時、グループに所属していることが足かせとなってしまう。これは10代の頃から活動を続ける、ジャニーズならではの“宿命”かもしれない。
ただひとつはっきりしていることは、関ジャニ∞は今、確実にグループとしての岐路を迎えている。
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長く続くレギュラー番組が足かせに
現在、メンバー全員がレギュラーとして出演している番組は3本。『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)、『関ジャニ∞クロニクルF』(フジテレビ系)、『関ジャニ∞のジャニ勉』(関西テレビ系)、(テレビ東京系『ありえへん∞世界』は村上、丸山、安田のみ出演)。驚くことにすべてが5年以上続く長寿番組だ。
この番組がある意味、グループ解散の“指標”となっている。
終了情報が出てきたらそれだけで危険信号ではあるが、それ以外でも、例えば「大倉が別の仕事のために収録を欠席する」ということが続いた場合、これは明らかに危険な兆候。
特に注意すべきはやはり大倉で、この先ドラマや映画の仕事が増えてくれば、スケジュールはそちらに抑えられることになる。そちらを優先してしまっている以上、やはりグループ活動をないがしろにしていると思われても仕方がない。
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出演している番組がどれも長続きしているということは、すべて視聴率が合格点に達しているということ。しかし、それこそが次のステージに進むための“障害”となっていることは、彼らにとって皮肉だろう。