社長が「誰かに変えてもらいたい」という態度の企業が成長しない訳

 

こういうケース、実はこの会社だけではなく、これまでにも時々あったのです。新商品を開発しそれを市場に届けたいという想いはあるのに、行動がついてこない。失敗を恐れているのかいないのか?「とにかく今は…」ばかり。

いくら素晴らしいものであってもそれを市場に届けれられなければ価値はゼロです。それを発信しなければ価値はゼロです。そのことを知っておかないと商品開発にかけた時間もテストマーケティングを行ったお金も時間も無駄になります。もっと厳しいことをいうと、ニーズに応えられないとして会社の価値も下がります。

商品やサービスは出来上がってナンボではなく顧客の手に届き、それに満足してもらってナンボ。たとえそれが思い通りの結果ではなく、失敗しても、次に活かせる材料・情報となります。

と、このようなケース、モノ作りから事業を始めた社長に見受けられるパター ンが多かったです。そして、こうした人の共通項としてあるのが「これじゃいけない。変わらないと」と自分自身分かっていても、なかなか自らは動けずに誰かに変えてもらいたいと思っているところです。

会社も人も受身では変わることはありません。なので、新商品や新サービスを開発しようが何をしようが、成長も発展もないのです。

新しいモノを開発する能力、それがあるだけで通用する時代ではありません。その能力を知ってもらう、あるいは発信し伝えていく手立てを考え、工夫し実践しなくてはなりません。それがモノ作りの職人としてだけの仕事ではなく、社長としての仕事です。

■今日のまとめ

「お客さんの手に届いて初めて価値がある」

  • 自社の新商品、新サービスのアピール材料を列挙する
  • 列挙したものをどんなタイミングでどのように市場・顧客へ伝えていけばいいか?社内で話し合う

image by: Shutterstock.com

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