短時間でも子どもに「全集中」を。フルタイム仕事と育児を両立するコツ

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育児休暇を終えて仕事に復帰したママの多くが悩む仕事と家事・育児の両立。「やらなければ」との思いが強すぎると、できない自分にイライラし、子どもに当たってしまうこともあります。メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』著者の柳川由紀さんが、悩みながらも仕事と家事・育児に向き合ってきた先輩“ワーママ”たちの工夫を紹介。完璧を目指さず、ゆるーく構えることの大切さも説いています。

仕事と子育て両立のコツは?

Question

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育児休暇を終え復職して1年余り。フルタイムなので、なんとか時間を工夫して毎日仕事に出ています。疲れがたまり子どもに当たってしまうこともしばしばあります。両立するためのアドバイスをください。(フルタイム勤務2歳児、3歳児のお母さまより)

柳川さんからの回答

フルタイムで、2歳と3歳のお子様を育てていらっしゃるのはさぞかし大変だろうと想像します。仕事をしながら子育てもこなすワーママは、様々な工夫をしているようです。両立のコツをご紹介します。

1.家事労力を減らす

定時で帰れても帰れなくても必ずある「家事」は、その時に消化しなくても翌朝や、週末などに回しましょう。また、夫や子どもに家事を分担してもらうよう、普段から積極的に協力体制を作っておくことが大切です。

留守中に掃除をしてくれるロボットや、洗濯から乾燥までしてくれる洗濯乾燥機といった家電を利用することも良いですね。料理や買い物は「時短」を心がけ、時間を有効に使いましょう。朝のうちに夕飯の下ごしらえをしたり、買い物は帰宅のついでやネットを活用したりして済ませましょう。

2.「量」より「質」

子供と過ごす時間がどうしても短くなりがちなワーママ。短い時間でも、その時に子どもに「全集中」すれば、子どもは大好きなママとの時間が短くても心の栄養は充分なはずです。隙間時間でもよいので、「質」の高い時間を過ごしましょう。お風呂タイムでのスキンシップや寝る前の読み聞かせ、送り迎えの時のお話タイムなど、出来る範囲で工夫しましょう。

3.自立を促す

子どもには、自分でできることは自分でするようにしつけましょう。学校へ行く支度、着る服の準備、食べた後の片付け、洗濯ものの選別など、自分でできることはなるべく自分でさせましょう。そうすることで少しずつ、時間に余裕が生まれます。

家庭教育アドバイス…「○○すべき」を捨てる

仕事も大事、子育ても大事。両立させるために大切なことは、頑張りすぎないことです。「○○すべき」という思いを捨てて、完璧を目指さず、ゆるーくまるーく構えることが必要です。

スーパーで出来合いのものを買うたびに「罪悪感」を覚える、というママもいます。レンジで温めるだけだったり、器に移し替えるだったりすると、「手抜き」をしていると感じるのだそう。それでいいのではありませんか?時短のための家電利用やお惣菜です。その分、子どもと一緒に食べる時間が長くなります。無理に手料理にこだわって食事時間帯が遅くなったり、一緒に食べる時間が短くなる方が、ストレスになります。

部屋やトイレ、お風呂の掃除も毎日やる必要はありません。毎日やらなくちゃ、と思うと大変です。お風呂も毎日お湯を変えるだけでしっかり洗うのは月水金日、トイレもは火木土、などとゆるーく構えましょう。今の自分や家族との時間に必要なことだと割り切りましょう。

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家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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