上司を「ダメ人間だ」と断定する部下ほど出世できない当然の理由

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職場に一人は必ずいると言われる「ダメ上司」。何でも部下のせいにして自分で責任を取らなかったり、露骨に仕事をサボっていたりと、枚挙に暇がないほどダメ上司の事例が出てくるのではないでしょうか。しかし、そんなダメ上司を否定するだけの人は出世しないと断言するのは、メルマガ『ゼットスケーラー日本・アジア事業責任者が教える「金田博之のグローバル・ビジネススキル最前線」』の著者で昨年12月にクラウドセキュリティ業界を牽引する「ゼットスケーラー株式会社」の日本・アジア事業責任者として代表取締役に就任した金田博之さん。外資系企業の経営者をつとめる金田さんは今回、上司を「ダメだ」と断定する人は自分の成長機会を失っているとして、その理由と対処法を分かりやすく伝授しています。

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あなたがダメと思っている上司から出世のチャンスを見出す方法

課題背景

先日初めて実施したまぐまぐLiveですが、初回にも関わらずたくさんの方に参加していただき大変好評な結果となりました。ありがとうございます。

そのまぐまぐLiveの最後に視聴者の方から質問がありました。

内容が「ダメな上司がいて困っている。どのようにダメな上司を扱っていけばいいか」というもの。

実際過去にそのような相談を部下から何度も受けていますし、私自身がそのようなことを思っていたこともあります。

上司と部下という人間関係はどの職場、業界であっても必ずついて回る普遍のテーマですので、メルマガの読者にとってもいいテーマだと思い今回取り上げさせていただきました。

ライブでその質問を受けたときにはもう時間がなく、あまり明確な答えを出せずに終わってしまったので、今回の記事で詳しく回答させていただこうと思います。

一流、二流、三流はここが違う!

【三流】ダメな人を直感的に決めつける(愛称で問題を片付けて解決の糸口なし)
【二流】ダメな人との時間を浪費しないために、無視するか、その人を早く見切りをつけて次のチャレンジに向かう 
【一流】ダメな人を一度冷静に分析して、その人が評価されている能力や行動を盗もうと画策する

部下から見てこんな上司がダメ

まずは、ここで言うダメ上司とはどんな上司なのか。部下目線からみてダメだと思われている人の例を見ていきましょう。

金田サロンの勉強会ではこんな意見が挙がってきました。

  • 成績の悪い部下、性格が合わない部下に対してあからさまに態度を変える
  • 指示が曖昧で、言った言わないの水掛け論になってしまう
  • 目に見える形で仕事をサボっている
  • 上が処理するべき問題の責任を部下に転嫁する
  • 新しい提案をしても保守的な考えで変化しようとしない

この他にもあなたの身の回りにいる上司で、「この人は上司としてダメだ」と思ったことはないでしょうか?

あるいは、すでに上司の立場の方はもしかしたら思い当たる節があるのではないでしょうか?

ビジネス系のメディアのビズヒッツが、働く男女500人に行ったアンケート結果によると、73%もの人が「職場に嫌いな上司がいる」と回答しました。

このことからもわかるように部下から見たダメ上司というのは非常に多いのです。

そして、このアンケートで、「上司との関係で嫌なこと」の1位は「報告・相談・確認など」、2位が「仕事外の付き合い」と他にも上位にはコミュニケーションそのものが挙がっていました。

人にとって性格や価値観の合う合わないは必ず出てくるので、コミュニケーションを取るだけでストレスを感じてしまうなら極力ダメな上司との関わりを避ける、というのも1つの手です。

ですが、私から見ればそれはまだ二流のやり方で、少しもったいないと思っています。

では、一流はダメ上司との向き合い方をどうするのか、私の考えを解説していきます。

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